こんにちは、千葉県議会議員の岩井やすのりです!今日は、地元住民や駅利用者から苦情、要望の声が上がっている、JR下総松崎駅入口の交差点についてです!

 

県道成田安食線と市道大竹豊住線が交わる成田市大竹地先交差点は、JR成田線下総松崎駅の利用者や豊住工業団地への通勤客が行き交っています。今年2月には、北千葉道路が成田市北須賀まで開通したことから、千葉NT方面から長豊橋・茨城方面へ抜ける大型車両の流入も目立っているところです。

 

市道大竹豊住線が2車線道路としての十分な道路幅を備えているのに対し、県道成田安食線の同交差点付近は、車両がやっとの思いですれ違うほどの幅員しかありません。したがって、別方向から同時に交差点に進入することができず、朝夕等には車両で混雑するとともに、接触事故の発生も懸念される状況にあるのです。

 

この9月県議会では、同交差点の渋滞状況と危険性を訴え、交差点改良を強く要望したところですが、担当部局の反応は芳しいものではなく、事は簡単には進みそうにありません。

 

同線にはバイパス道路が整備されており、旧道部分である同交差点に多くの予算を投じられないこと、バイパス道と比較して通行量がそう多くないこと等がその理由として挙げられますが、同交差点にあっては後に接続してきたのは市道の方であり、県は、改善を行う責務は成田市にあると考えていること、が最大の理由です。成田市、千葉県を上回る財政力を備えていることも、その考えに拍車をかけています。

 

 

ところで、ドライバーなど利用者からすれば、大竹地先交差点に接する未利用地(写真右端)を、県道の拡幅や交差点改良に活用できないかと考えるのは当然のことで、多くの同様意見を耳にしてまいりました。

 

成田市大竹地区の住民の間でも、通学のため横断する児童生徒の安全確保を図るため、同交差点の改善を求める声は少なくありませんでした。実は、未利用地の地権者もその活用を期待し、市に無償譲渡を申し出たにも関わらず、同地の利用の予定がないとして市から断られているのだそうです。

 

本来ならば、地元町内会として、成田市に対し道路拡幅、交差点改良の要望を上げたいところ。しかし、一部住民に強く反対する声があるため、意見をまとめることができず、結果、無償譲渡が申し出られている未利用地の活用、交差点改良に結びつけられないでいるのです。

 

今回は、地域の意見調整という難しい問題に直面していますが、成田市の当局とともに腰を据えてあたっていくことが必要と考えています。