こんにちは、岩井やすのりです。今日は、県立栄特別支援学校の体育館施設が、今なお利用できない状況にある件です。

 

 

平成27年3月を以って栄中学校と統合された旧栄東中学校。閉校後も体育館施設は開放され、スポーツやレクリエーション等にて利用できる状況にありましたが、平成28年4月から特別支援学校開校に向けての施設改修が始まったため、同校体育館の利用ができなくなっています。

 

この4月下旬にわたくしが同校を訪れた際には、6月から7月頃を目途に、住民による施設利用が再開できるようにしたいとの説明があったものの、夏前の利用再開にはならず、9月になってなおその見通しは立っていません。

 

これまでの町担当課の説明は、

 

・県が管理する同施設を、これまで通りに利用できるようにするには、(1)「県立学校体育施設開放事業」による施設開放、(2)学校長の許可による「目的外利用」 のどちらかになる。

・ (1)の体育施設開放事業の場合、県当局との手続きに時間がかかり、施設利用の再開は来年度にずれ込む程で現実的ではない。

・ (2)の目的外利用で再開させたいが、町が負うべき負担額の問題があり、現在、特別支援学校側と調整中。

・ 結果として、(2)の目的外利用としての同校施設の利用再開は、本年9月以降の見通しである。

 

とのことでしたが、改めて現状を確認したところ、

 

・(上記の通り)目的外利用となるが、町が支払うことになる電気代等のコスト、体育館鍵のやり取り等の事務手続き、町が預かることになる使用料の精算方法など、町と学校側での調整が必要。

・調整にあたっては、県側に規約も前例もないことから特に時間がかかってしまっている。

・現在は、町側からの提案について学校側が検討にあたっている。

 

 

この9月議会にて、体育館開放に必要となる補正予算案の提出がなかったため、次の12月議会で提出、承認されたとしても、早くて年明け1月頃の再開になるのではないかと思われます。

 

この件については、体育館の利用再開を待ち望む住民から多くの問合わせがあるようで、私の方にもご連絡があった程です。

 

町担当課、特別支援学校側、双方ともに放置していたわけでなく、忙しい中で全力で協議を進めていたとは思います。が、特別支援学校が開校し半年が経過しようという中で、住民から遅いのでは?との声が上がるのもやむを得ないところです。

 

以前もお話しした通り、わたくし自身もバドミントンの練習で利用させてもらったこともありますし、地域住民にとっては子どもが通っていた学校であったりして、地域にとっては特に思い入れのある施設でもあります。

 

特別支援学校の校長先生には、このような住民の声を伝えた上で、忙しいながらもできるだけ早期に決着できるよう、強くお願いをいたしました。自身としても引き続き注視してまいりたいと思います!