この4月に開校した県立栄特別支援学校の施設利用について、今後の見通しをご報告をいたします!

 

町内にある栄特別支援学校の前身は町立栄東中学校でした。同中学校は平成27年3月を以って栄中学校と統合され、閉校となったものの、平成28年3月まで施設は解放され、住民は安価にて体育館を利用することができました。わたくし自身も、家内らとともにバドミントンサークルで利用したこともある程で、住民にとって身近な制度、身近な施設として活用されてきたものです。

 

平成28年4月からは、特別支援学校としての使用にあたり施設改修が始まったため、同校体育館の利用はできなくなっていたものの、開校する本年春以降に施設開放が再開するものと期待されていました。この4月下旬にわたくしが同校を訪れた際にも、6月から7月頃を目途に、住民による施設利用が再開できるようにしたいとの説明があったことを覚えています。

 

ところが本日、住民の方より、「未だに栄特別支援学校の施設を利用することができない」「場合によっては、来年になるのではないかとも聞いた」と、困惑した様子で問い合わせがあったのです。

 

早速、町担当課に確認したところ、

① 県が管理する同施設を、これまで通りに利用できるようにするには、(1)「県立学校体育施設開放事業」による施設開放、(2)学校長の許可による「目的外利用」 のどちらかになる。

② (1)の体育施設開放事業の場合、県当局との手続きに時間がかかり、施設利用の再開は来年度にずれ込む程で現実的ではない。

③ (2)の目的外利用で再開させたいが、町が負うべき負担額の問題があり、現在、特別支援学校側と調整中。

④ 結果として、(2)の目的外利用としての同校施設の利用再開は、本年9月以降の見通しである。

とのことでした。

 

そもそも、町が所有する学校施設を県に無償で貸し出しているにもかかわらず、こういった形で不利益が被ることには住民が納得しづらいのは無理もありません。以前に話した際には、岡田栄町長もその点を懸念していたことをよく覚えています。

 

栄特別支援学校にはこういった地元住民の思いをよく伝え、一刻も早い利用再開に繋がるよう、しっかりと働きかけてまいりたいと思います!