急カーブ連続で救急車がう回~鎌ヶ谷本埜線

県道鎌ヶ谷本埜線は、一部国道464号を経由しながら、鎌ヶ谷市初富から印西市安食ト杭までの全長31kmの幹線道路。千葉NT地区と成田空港方面へのアクセス道路として位置づけられています。

 

このうち同バイパス事業は、国道464号の印西市萩原地先から、県道成田安食線の栄町安食地先(旧ナリタヤ跡地近く)までの延長4.5km、幅員16.0mを整備するものです。長門川に並行して走る現道は、道幅が狭く急カーブ区間が連続するため、救急搬送時は患者への負担軽減から他道にう回しているほど。歩車道分離の同バイパスの開通により、災害時等の救援・救助活動でも円滑で迅速な移動が期待されるところです。

 

架橋から50年余り/自動車1台の通過がやっと

さて、鎌ヶ谷本埜線バイパス事業の中でも特に重要視されているのが、長門川に架かる豊年橋の架け換え工事です。栄町安食と本埜地区を結ぶ豊年橋は、地域住民にとって日々の生活道路となっている一方、架橋から50年余りが経過し、自動車も1台通るのがやっと。町とともに、老朽化の激しい豊年橋の先行開通を求めてきました。

 

H29年度は仮桟橋と橋脚の設置を予定

バイパス事業に伴い新しく設置される豊年橋は、橋長105m、全幅員12m(道路幅員7.5m、片側1車線、歩道幅員3.5m)となる見込み。豊年橋付近では、既存水路の真上に新道が設置されることから、う回道路とう回水路を設置。本年3月末までに、旧水路であった箇所の地盤改良と既存水門の撤去、長門川右岸(安食側)の橋台(橋脚を支える台)設置を終えたところです。

 

今年度は、現豊年橋の脇に工事用の仮桟橋とともに、2基の橋脚を設置し、いよいよ豊年橋完成へラストスパートということになります。

 

肝心の完成時期は平成30年台初頭の見込みですが、引き続き、早期開通を目指してしっかりと働きかけてまいります。