県道千葉ニュータウン北環状線と市道・浦

幡公園通りが交差する交差点は、住宅街

にありながらも4車線道路に右折レーンが

設けられた大きなものです。自動車の往来

はもちろん、朝夕などには、通勤や通学等

に多くの歩行者や自転車が行き交います。

 

さて、地元住民から指摘をいただいたのは、

県道交差点近くの歩道に設置された電柱

や街灯柱。歩道のほぼ真ん中にあるため、

ただでさえ歩行の邪魔になっている上、電

柱標識板もけが防止用のカバーも設置され

ていないため、視覚障害者や夕暮れ時の自

転車利用者が衝突し、大事故となる危険が

あるのです。

 

埼玉県さいたま市では、自転車の男性が

歩道の真ん中に立っていた金属柱に衝突

し、意識不明の重体になる痛ましい事故も

発生しています。同市では、事故発生後に、

衝突した金属柱と、同様に歩道中央に立つ

近くの街灯柱に、黄色の反射材を巻き付け

たというものの、遅きに失したと言わざるを

得ません。

 

なお、この金属柱は、当初は車道の隅にあ

ったものが、歩道を整備した際に真ん中に

なってしまったものであり、多くの歩道内電

柱がこうした「取り残された」ものであるよう

です。

 

鳥取県では、身体障害者やベビーカー利

用者にとっても危険となる、歩道幅員が狭

い箇所にある電柱類を移設する「歩道電柱

移設事業」に、年間1千万円余りの予算を

計上。電柱管理者との協議の上、県管理

歩道の安全確保に取り組んでいます。

 

印西市木刈付近の未対策の電柱について、

移設または電柱標識板等の設置による

衝突事故防止策の実施を強く要望する一方

で、県管理道路上の危険な電柱類を移設

することの事業化についても、求めていきた

いと思います。