おとといの金曜日ですが、自民党の成田国際

空港推進議員連盟(会長:二階俊博幹事長)の

総会が自民党本部で開かれました。


自民党内の議連とはいえ、その影響力は大きく、

国交省や千葉県の担当者が勢ぞろいし、千葉

県からは諸橋副知事も出席したそうです。


昨日の千葉日報の記事によれば、成田空港の

第3滑走路整備に関連し、空港周辺の地域振興

策や、NAA(成田空港会社)の周辺対策交付金

の配分などが要請されたとのこと。国交省側は、

交付金の算定方法の見直しを示唆した上で、現

状の約40億円が約1.5倍に増額されるとの試算

を示したとのことです。


空港周辺対策交付金とは、航空機の騒音等に

より発生する障害の防止および空港周辺整備

の費用に充てるものとして、NAAより千葉県、

茨城県の他、両県下10市町(成田市、富里市、

芝山町、横芝光町、山武市、多古町、神崎町、

香取市、稲敷市、河内町)に交付されているもの

です。


この交付金は、防音工事を行った公共施設の維

持や空港周辺道路の整備などにとどまらず、一般

財源として幅広く活用されています。


よく成田市には空港があるから財政が潤っている

と言われますが、空港とその関連施設の固定資

産税歳入の他、この周辺対策交付金だけでも10

数億円の歳入があることを指しているのです。


ところで、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、

先ほど挙げた周辺対策交付金の支給自治体の中

に、実はわたしたちの栄町は含まれていません。

空港の騒音等被害が少ないというのが言い分なの

でしょうが、稲敷市や河内町といった茨城県側の

自治体も含まれていることを考えると釈然としない

気持ちでおりました。


そのような中、成田空港議員連盟総会の中で、

県内選出の国会議員より、栄町が交付金対象と

なっていないのは不均衡だとの声が上がったとの

ことです。もちろん、地元栄町から繰り返しの要望

があったのかと思いますが、大変うれしい限りです。


ぜひとも、栄町の発展と住民福祉の向上のため、

この話が前進することを期待したいと思います。