成田方面へのアクセス向上が期待される北千葉道路
(国道464号)は、印西~成田間の東側延伸事業が
進められていますが、成田市北須賀までの4.2kmの
区間について、年度内の開通が見込まれています。
県注力の北千葉道路 既開通区間は全体の65%
北千葉道路は、常磐自動車道と東関東自動車道のほぼ
中間に位置し、首都圏の東京外かく環状線から千葉NT
を経て、成田国際空港を結ぶ約43kmの一般国道。北千葉
道路の整備により、首都圏北部や県西地域と成田国際
空港間のアクセス強化、沿線地域相互の交流と物流の
効率化などが期待されることから、千葉県として早期開通
に注力する路線でもあります。
これまで、平成24年5月に千葉NT内掘割部(白井市谷
田~印西牧の原駅付近)の6.5km、平成26年7月には
同掘割部(印西牧の原駅付近~印西市鎌苅)の3.5km
が相次いで供用開始したものの、既開通部分は全体の
65%にあたる43kmにとどまっており、市川~鎌ヶ谷間と
印西~成田間の計23kmは未開通のままとなっています。
本体工事は年内完了/通学路安全確保を期待
そのような中、進められてきたのが、印西市若萩~成田
市大山(13.5km)の北千葉道路・東側延伸事業です。成田
市大山地区では、「空港通り」と呼ばれる国道295号に
接続することになり、まさに成田国際空港の目と鼻の先に
繋がることになるのです。
今回開通するのは、印旛日医大駅に近い印西市若萩から
印旛沼甚兵衛大橋に程近い成田市北須賀までの4.2km
区間。年内には交差点改良や舗装工事等の本体工事が
終了し、年度内(来年3月まで)の供用開始が予定されて
います。
これまでは、印西市若萩から印旛沼方面へと大きく迂回
することを余儀なくされ、特に朝夕は印西市境田交差点
での渋滞が深刻なものとなっていました。境田交差点付近
は、地元中学生が自転車で通う通学路となっているだけ
に、子どもたちの安全がいくばくかでも確保できるのでは
ないかと期待するところです。
より一日も早い供用開始を目指し、引き続きの働きかけ
を行ってまいります。