中学3年生の息子は、いよいよ来春が受験とあって、

この夏休みは勉強に多くの時間を費やしているよう

です。毎日の学習塾の授業に、塾の自習室、自室

での自習時間を加えると、毎日10~11時間にもなり

ますが、音を上げることなく黙々と続ける姿に、よく

ここまで成長したものだと感心しています。


彼自身、得意としている数学や理科の問題に関しては、

パズル感覚で楽しんで取り組める一方、国語や英語

などの文系科目はあまり得意ではなく、特に作文に

苦手意識を抱いているようです。


実は、私は学生時代のアルバイトを含め、学習塾にて

10年以上、中学生の国語を指導してきており、作文指導

についてもそれなりの経験があるつもりです。この夏休み、

実の息子ということで少々の難しさを感じつつも、独自の

作文指導を始めました。


受験作文は、出来事をつづる「日記文」、根拠を示す

必要なく思いのままを描く「エッセイ(随筆)」とは異なる

もので、経験などに基づいて自らの意見を述べる「意見

文」なのだということからスタート。具体的な経験、エピ

ソードと抽象的となる意見、主張の部分を段落分けしな

がら、300字程度の小作文を書く練習を行い、その都度

添削指導を行っています。


学校や学習塾での指導は手厚いものの、受験作文に

絞った反復指導はなかなか行われません。英語や

数学などの演習問題には慣れても、作文となるとその

書き方がわからず、自信を持てない受験生は多いので

はないでしょうか。


受験作文では何が問われ、どのように書いたらよいのか

ということを身につけさせるのが目標になりますが、まずは、

自分は作文の練習を積んできたんだという自信を備え、

苦手意識を払拭させられたらと考えています。