酒々井町上本佐倉から上岩橋方面へ向かう県道宗吾
酒々井線。この2月に住民説明会が実施されるなど、
酒々井小通学路となる酒々井町酒々井付近の歩道整
備事業がいよいよ動き出しました。

平成24年、京都府亀岡市等にて通学中の児童の列に
車が突っ込む等、痛ましい事故が多発したことは未
だ記憶に新しいところです。事故を受けて、全国で
通学路の緊急合同点検が行われる中、酒々井町内で
は、酒々井小学校前の県道整備が大きな課題となり
ました。

当時、酒々井町が通学路要対策箇所の検討を進める
一方、私自身も酒々井町内の通学路の危険箇所を総
点検。中でも県道宗吾酒々井線の酒々井小学校付近
は歩道が整備されておらず、違法に流入した大型車
両が行き交う脇を、子どもたちが通学しなければな
らなりませんでした。同通学路におけるアスファル
トの溝や消えかけた横断歩道の修復などについては、
要望に応じ一部が改善されたものの、肝心の歩道設
置が課題として残ったのです。

この県道宗吾酒々井線の歩道設置については、酒々
井町が千葉県町村会を通した要望を行う一方、私自
身も県議会にて問題を取り上げ、県執行部への働き
かけを行ってまいりました。これら要望を受け、県
は歩道設置の事業化に向け、平成25年より庁内調
整を開始し、2月5日の住民説明会実施の運びとな
ったものです。

同事業は、鶴岡歯科医院付近から酒々井小学校まで
約800㍍の区間に両側歩道を設けるもので、今後、
境界立ち合い、用地交渉に進む見通し。完成時期に
ついて、住民説明会では「おおむね10年くらい」と
の説明があったようですが、これは地権者との交渉
に因るところが大きく、なんとも断言できないとい
うのが実際のところです。

酒々井小前県道の歩道については、莇元千葉県議の
尽力により、酒々井交差点からの約200㍍の区間が
既に設置されています。地域住民の期待が大きい
事業であり、早期完成に向けた働きかけを続けて
まいります。