2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた観光客の
おもてなしとして、県は公衆トイレの洋式化推進し、
10月補正予算ではさらに5千万円の増額をしています。

県による公衆トイレへの補助事業は平成21年度から
行われてきたものですが、県が実施したアンケートにて
「トイレの数や管理状況が悪い」との回答が25.5%に上る
など、公衆トイレの整備は依然として大きな課題です。

県は、東京五輪開催に向けた観光地の魅力向上のためには、
観光客が自由に使える公衆トイレの設置や老朽化した公衆
トイレの改修が不可欠であると判断。市町村等からの申込
みも多く、予算の増額措置をとったものです。

ところで、栄町にある県有施設「房総のむら」には、
「むらエリア」「資料館エリア」合わせて14か所の公衆トイレ
がありますが、計61個あるトイレ器具のうち77%に相当する
47個が和式トイレ。洋式トイレはわずかに14個、23%にとどま
ります。また、昭和61年の開園以来、設備改修されていない
ため、近年普及してきたウォッシュレットやウォームレット
の設置はなく、さびや汚れ等、トイレそのものの老朽化も
目立つところです。

房総のむらの来場客数、年間約27万人(平成25年度)は、
計8館ある県立博物館・美術館の中で最多。まして、日本の
空の玄関口・成田空港にも至近であることから、東京五輪の
際には多くの海外観光客誘致が見込めるだけに、施設内トイレ
の改修は喫緊の課題であると言えます。

そのような中11/18に房総のむらを訪れ、トイレ設置の課題
について現地確認し、公衆トイレの洋式化推進、ウォッシュ
レット等の設備更新を強く要望いたしました。

房総のむらは、栄町にとっての貴重な観光資源。地域の顔でも
ある当施設の改善をしっかり働きかけてまいります!