今朝は5:45より、JR安食駅でビラまき活動を
開始したのですが、町内中学生が参加する防犯キャン
ペーンが行われるとのことで、急遽、酒々井町に
移動し、国道51号バーミヤン前交差点で街頭演説を
行いました。


パラパラと小雨が降る中ではありましたが、
車内からも多くの温かいご声援をいただき、終了予定
時刻までしっかりやり抜くことができました。


今日は9月議会最終日。11時からの議会運営委員会に
出席後、13時からの本会議に臨む。

発議案第2号では千葉県議会の選挙制度について、
各党による議論が交わされましたが、ここで、論点と
して抜け落ちがちな、「飛び地選挙区」の特殊性について
申し上げたいと思います。

飛び地選挙区とは、現行の都道府県議会議員選挙が市
または郡を選挙区の基本とし、かつ市町村合併が
全国各地で行われた影響により、飛び地の自治体によって
選挙区が構成されている状態を指します。

昨年12月の公職選挙法の改正により、原則として、この
飛び地選挙区は解消することとされたものの、都道府県議会
での条例改正が制度変更の要件となっています。

印旛郡は、山武郡や香取郡とともに、飛び地となっている
県内選挙区の一つ。つまり、私は数少ない飛び地選挙区の
当事者の一人であると言えます。

よく言われるのは、飛び地選挙区であるがゆえに、目が行き
届かないことはないか?活動が大変ではないか?ということ
です。しかし、かつて、印旛郡が四街道、八街、富里、印西、
白井まで広がって時代に比べれば、格段に狭い選挙区になった
わけであり、現在でも、市原市や君津市、船橋市などに比べれ
ばむしろ狭い方。飛び地であるから目が行き届かないとか、活
動が大変であると感じたことはありません。

一方、印旛郡栄町や酒々井町は、隣接する成田市、印西市、
佐倉市などと、大きな自治体間格差が生じています。

栄町で言えば、隣接する成田市や印西市とは財政規模が大きく
異なり、行政課題は180度違うと言っても過言ではないほどです。
むしろ、「市と市の狭間に位置する」「人口2万人強」「農業の
立て直しが急務」と言った課題は酒々井町と共有するところ。
双方とも、苦しい財政状況と限られた行政資源の中で、なんとか
地域特性を生かしたまちづくりができないかと苦心しています。

したがって、飛び地選挙区であることの是非はそれぞれの地域
事情に因る部分が大きく、一概に全てを否定することはできない
のです。

本日の審議の結果により、来春実施の県議選における選挙制度
改革は見送られることとなりましたが、この「飛び地選挙区の
解消」一つをとっても、慎重な話しあいが求められるところで
あり、是非、早期の議論再開を望みたいと思います。