ブログさぼりすぎて、ログイン方法がわからなくなってました。
しかも直近の記事は司法試験不合格の話題で、若干感じ悪いですね。。。
今回は改めて、面会交流について考えを述べます。
面会交流については過去にもブログの記事にしたことがあるのですが、
ちょっと形式的というか、実感ベースでなく裁判所の考えベースみたいな記事でした。
ので、今回は同じような内容をより実感ベースで書きます。
お子さんに会いたい場合は、原則として同居親さんを責めたり非難してはいけません。
「会わせる」ということの実働的な作業をするのは、同居親さんです。
同居親さんに「会わせる」作業に協力してもらわないといけないので、
責めたり非難したりして協力を妨げるような言動はNGなのです。
別に、同居親さんのことをどう思ってもいいんですよ。
「憎いあんちくしょう!」と思っていても「地獄に落ちろ!」と思っていても全然OKです。
ただし、そういう感情を同居親さんにぶつけてしまうのは、NGということです。
逆に、気持ちよく協力してもらう必要があります。
なので、むしろ同居親さんの不安や心配については、
こちらから積極的に動いてケアしてあげる必要があります。
例えば面会交流の現場からお子さんを勝手に連れて行かないと約束したり、
同居親さんの指定する第三者を面会交流に立ち会わせたり、
といった手法はよく用いられます。
これだけいうと同居親さんに媚びているようで辛いと感じられるかもしれません。
そこは、考え方を変えていただくことを提案しております。
不安をケアしてあげることは別の角度から見れば、
面会交流を実現しない理由を潰しているとも言えます。
そのような戦略を実行していると考えていただきたいのです。
お子さんと楽しく面会交流をすることが「勝ち」ですから、
「勝つ」ための戦略に則って行動していると考えていただきたいのです。
現実の言動をどのように解釈するかは、自分次第です。
物事をどのように解釈するかという心の中の運動は、
洗脳でもされない限り、人間にとって絶対的に自由です。
この自由を活かして、自分の考え方をコントロールし、
目的の実現に最適な「勝つ」ための手を打って面会交流を実現する。
これが、私の採用する面会交流の基本戦略です。
このような基本戦略に沿った動きをできれば、
面会交流を実現できる可能性が高くなります。
もちろん、逆もまた然りです。
自分自身が代理人を勤めたケースを見ても、
事件で相手側の代理人をされる弁護士先生の言動を見ていても、
この基本戦略こそ「勝つ」可能性を最大にする王道的な戦略だといえます。
もちろん少数の例外はありますので100%の戦略ではないです。
でもそもそも戦略ってそういうものですよね。
要は「勝ち」の確立を最大にすることが大切なわけです。
相手側の先生にこの基本戦略に近い動きをされれば、
こちらとしても面会交流実現に向けて動かざるを得なくなります。
反対の動きをされると面会交流の実現は困難になりますので、
「ちょっとちょっと、その動きで大丈夫ですか?」
「そちらの依頼者さんの不利益になってませんか?」
と心配になってしまいます。
ということで、面会交流の基本戦略①は、
「同居親さんを攻撃せず反対に気づかってあげることで交流を実現する」
というものでした。
これからしばらく面会交流の基本戦略シリーズの更新が続くのか?
はたまた更新が数か月間滞るのか?
私にもわかりません。
そしてこのブログをこっそり見ている同期や友人知人のみなさま。
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東京弁護士会所属
杉並総合法律事務所 弁護士 菊地 智史