配偶者さんから離婚を切り出された。

でも自分は絶対に離婚したくない!

という場合にどうしたらよいかというお話です。

 

まず配偶者さんが弁護士を通じて連絡してきた場合。

この場合は、時間と労力をかければほぼ確実に離婚は実現されます。

したがいまして、離婚をしないということにこだわっても、

最終的には徒労に終わってしまうことがほとんどです。

別居期間を確保され、調停、訴訟、と確実に進まれれば、

裁判所は最終的には離婚の判断を下します。

 

なので、弁護士を通じて連絡が来た場合には、

離婚しないことにこだわるのは得策でないです。

このような場合私なら、お子さんとの面会交流を充実させるとか、

養育費や財産分与などお金の面を適切な支払額にするとか、

ソフトランディングさせる方向で動くようアドバイスします。

 

のっけから「離婚したくない!」は無理という結論で恐縮です。

配偶者さんが弁護士に相談に行く前に、きちんと対応してください。

関係修復・再構築のための祈祷とか情報商材とか、世の中にはあるみたいです。

それ、たぶん無駄にお金を使うだけになってしまいますので。。。

 

 

つぎに、配偶者さんが弁護士に相談に行く前に離婚を打診された場合。

この場合は、とにかく誠実に対応することですね。

前述の祈祷とか情報商材とかに頼らず、指摘された言動を修正していきましょう。

 

1か月待って、その間にきちんと対応するから!といった形で、

期限を決めてご自身の変化を見定めてもらうのもよいでしょう。

 

というだけだとあまりに抽象的ですので、

これまでの経験から、

「離婚したくないならここを直しなさい!」(っていうタイトルの本ありそうじゃないですか?)

ということを男女別に述べておきたいと思います。

 

まず、男性の場合。

男性場合、男子校的な男同士の文化を結婚に持ち込まないことが大切です。

男同士って、辛辣なジョークや皮肉を言い合ったり、

おたがいにいじりあったりして楽しむじゃないですか。

それ、女性にやっちゃうと嫌われてしまうことが多いんですよね。

女性は皮肉やいじりは苦手で、労われたり褒められたりしたいことが多いので。

 

あとは家でも清潔感をキープするとか、強い口調や声を荒げることはやめるとか、

最低限の生活スタイルや礼儀の部分も一通り見直した方がよいかもです。

ポイントとしては、職場でやらないことは家庭でもやらない、ということです。

歯も磨かずに職場に行ったり、上司を怒鳴りつけたり、しないですよね?

おうちにいるときも同じようにしましょう、という感じです。

 

あとは女性の育児や家事には常に感謝し、少しでもご自身で担って参りましょう。

これは私にとっても「自戒を込めて」という感じです。

 

 

つぎに、女性の場合。

打ち解けすぎて傍若無人にならないでくださいね、とお願いしたいです。

旦那さんの嫌な部分を指摘するとき、直接的過ぎる言い方になってませんか?

育児と仕事の両立など男性に比べて悩みが多くなってしまいがちなのはわかりますが、

そのようなお悩みのイライラを旦那さんにぶつけてしまっていませんか?

 

私は男性なので女性への指摘についてはちょっと及び腰になってしまうのですが、

女性の側も、職場でやらないことは家庭でもやらない、という観点から見直しをお願いします。

 

旦那さんに不満を持ってしまうのはよくわかるのですよ。

私も妻から多くの不満を持たれておりますので。

でもその不満をコーティングせずにそのまま旦那さんにぶつけてしまうと、

男性としては奥さんと一緒にいることが辛くなってしまうことがあります。

 

 

といった感じで、男女別「離婚したくないならここを直しなさい!」でした。

とにかく早く修正するのが大事ですので、よろしくお願いします。

弁護士が出てきた後ではほぼほぼ手遅れですので。

 

 

色々あって仕事ができない→仕事が溜まって身動き取れない、

という状況がようやく終わりに近づきつつあります。

これで一通り書いておきたいことを書けましたので、

あとは少し腰を据えて面会交流の交渉術を書いてゆきたいと思います。

もうちょっと過去の裁判例の網羅に時間がかかりそうですので、

また間が空くと思いますが、よろしくご了承くださいませ。