2017年4月~2018年3月の振り返り
2017年度のお仕事の振り返りです。
「年度」での振り返りも区切りとしてどうかなー、とも思いながら、
お客さまが割と伝統的な日本企業が多いこともあり、
結局は年度で一旦落ち着くのでタイミングとして書きやすいようです。
お仕事について
昨年度関わらせていただいたお仕事について書かせていただきいます。
(カッコ内は業種です)
●ES(従業員満足度)調査」(人材サービス業)
●生活者実態データの定量的分析(総合研究所)
●新サービス検討のための生活者意識調査(総合研究所)
●新商品開発ワークショップ支援(コンサルティング/電気機器メーカー)
案件数としては多くなく、1つに比較的長期にわたって関わる傾向でした。
ひとつひとつが、とても深いお仕事でした。
課題に対して、クライアントさまとアプローチ方法を一緒に検討・試行錯誤し、
結果的に、自分たちで一次情報を得たからこその納得がいく方向性が見いだせた
のではと思います。
新しい経験としては、前年度から引き続きの従業員向けの施策検討支援
に関連して行った「ES(従業員満足度)調査」がありました。
企業の内部向けの調査活用ですが、対象がエンドユーザーか従業員かという
違いはあれど、目的・仮説→調査企画→実査→分析・提案という流れは同じで
マーケティングリサーチと共通すると感じる部分も多かったです。
ES調査を社内で回していきたい、というご要望だったので、
DIYリサーチシステムをご提案し、活用の流れをつくるサポートもしました。
最近は、リサーチプラットフォームも発達して調査を内製化しやすくなっているので、
企業活動の様々な面で担当者の方による「自前リサーチ」が増えるのではと思います。
参考情報(リサーチプラットフォーム)
ご参考までに、使い勝手がよい(よさそう)なリサーチプラットフォームを
ご紹介させていただきます。
・マクロミル社「Questant」
よい点は、有料バージョンではマクロミル社の分析ソフト「QuickCross」で結果を集計・分析できることです。
好みの軸でのクロス分析だけでなく、多変量解析など大抵の集計・分析はできるので、とても便利だと思います。
もちろんアンケートページも作成も簡単にできます。
・クアルトリクス社「Experience Management Platform」
本年2月に日本で業務を開始したばかりとのこどえ、実務ではまだ使ってはいないのですが
デモを見せていただき、とても便利そうだと思いました。
上記のマクロミルさんの分析ソフトQuickCrossは、Questantのアンケートデータ以外は
集計分析できないのですが、クアルトリクスのリサーチプラットフォームでは
社内にある様々なデータを簡単に集計・分析できるものとなっています。
調査データだけではなく、販売データやES調査のデータなども横断的に活用
できるとのことで、様々な意思決定に使えるのではと思います。
インプットについて
個人的なインプットとしては、従業員向けの案件で関心が湧いた「人事分野」
について学んでみたいと思い、法政大学大学院の石山恒貴教授の授業で
科目履修生として学びました。
「ビジネスエスノグラフィ」という授業だったのですが、定性アプローチの
活用方法が様々学べて、とても勉強になりました。
社会人大学院の学びは、周りの方々が実務家が多く、現場とのつながりや
違う業界の方の視点を知ることができて楽しいです。
今は時間的になかなか難しいですが、アカデミックな勉強の方もできればと
思っています。
最後に、プライベートでは、長女が大学入学。地方大学に進学して家を出ました。
(子育ては本当に早いものです!)
末子があと2年で中学生になるので、2年後にはかなり自由な時間も増えて、
今とは違う働き方になるのでは、と漠然と考えています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。