みなさん、ごきげんよう😊


②からの続きです





今回、吉備津神社に参拝することになった私の一番の目的は

鳴釜神事でご祈祷していただくことでした


吉備津神社は温羅(うら)一族の処刑場であり、御竈殿の下3メートルのところに温羅の首が埋められていると伝わっています

首を埋めても鳴り止まぬ、恨みのうめき声に吉備津彦命は悩まされます

ある日温羅が命の夢に出てきて告げました

『吾が妻、阿曽郷の祝の娘阿曽媛をしてミコトの竈殿の御饌を炊がめよ。もし世の中に事あれば竃の前に参り給はば幸有れば裕に鳴り禍有れば荒らかに鳴ろう。ミコトは世を捨てて後は霊神と現れ給え。われは一の使者となって四民に賞罰を加えん』

そして世界は違えど、夫婦はまた一緒にいることができ、声は止んだということです


何年も続いたうめき声は、実は温羅一族に技術提供してもらい、彼らを慕っていた地元の人々の嘆きだったとも言われています

上記は私の主観が入った情報収集に拠りますので、一般的な説明はこちらをお読みください↓


御釜の上に置いたセイロの中で阿曽女(妻の阿曽媛の里の出身女性)が玄米を振ると、音の響きによって願いが叶うかどうか教えてくださるそうです

ちなみに判断は自分自身でしてくださいとのことで、うまいこと逃げてますな、、



ご祈祷申し込みは14時までということで、時間ギリギリ、滑り込みセーフで受け付けしていただきました💦



ところがわたくし、鳴釜神事のご祈祷をお願いしたかったのに、

フツーのご祈祷で申し込んでしまっていました💦💦



50を前に、アレコレソレで人様の顔は分かるけど名前が出てこないボケっぷりとはいえ、せっかく海を超えて来たのに、、



しかし後戻りはできず、フツーのご祈祷を受けました😅


↑こちらの祈祷殿で授与していただきましたイチョウ中央の大木はイチョウ


10組くらいがいっせいに受けるのですが、名前やら住所やら何の願いかやら読み上げられるので、

プライバシーも何もあったもんじゃない、、


などと考えていてはいけません

私の願いはややこしいから、


「『心願成就』にしておくので、神主さんが読み上げている間、心の中で願っていてください」


と巫女さんから言われていたのでした



私が温羅の首が埋まるという御竈殿のところで願いたかったこと、それは



温羅一族をはじめ、大和朝廷の日本統一の過程で犠牲になった方々のお身体と心の痛みが癒され、来たる新しい時代の創り手としてまたご活躍されること



これを温羅ご本人じゃなく、敵方の吉備津彦命に祈ることになって動揺したわけです


私は霊動が出るタチなので、ご神事の時体が揺れます

最初ぐるぐる回る感じて、そのうちタテ揺れになって、ピタリとやみ、心持ちも静かになりました



大和朝廷にとって、温羅討伐は侵略ではなく、正義であったでしょうし、


それはそれで、その時代に必要なことだったのかもしれません


温羅は製鉄によって生産技術の発展をもたらしましたが、

山をマル禿げにして、国土の自然を保護したい人々からは恨まれていたでしょう

何が良くて何が悪いかは一概には言えません



そして思ったわけです

侵略した側がされた方を悪者に仕立て上げていたという歴史の裏側を知り、

私の心の中には侵略側への憎悪が生まれ、吉備津彦命を鬼ととらえていました


善と悪、二極に分けようとしてしまう人間の心

そこに鬼は生まれる

大和が利用したシステムが、自分の中にもしっかりとあったのでした、、




などとシリアスになってしまいましたが、


帰ってから鳴釜神事の説明をよく読んでみると、

これは吉備津彦命にお願いしたことが叶うかどうか、を温羅が教えてくれる占いなのでした😅


まずは命に願わんことにはどうにもならんよと、ダメ出し

教えてくださったんですね〜😆🙏✨



ご祈祷を終えて外へ出ると、さっきまでの曇り空がうそのように、まぶしい青空が広がっていました!

スガスガしい😆✨


有名な長い長い回廊を渡って、ヒロさんが御竈殿へと案内してくれました


↑御竈殿まで回廊がつながっています
↑14時から受け付けかと思ってたら、14時まででした💦そもそも間に合ってなかった

御竈殿は写真撮影🈲でしたのでご注意を😅


御竈殿は、今も阿曽媛の里の人たちによってとてもきれいにされていました


吉備津彦命は温羅の要請で神になられ、
二人力を合わせて人々の発展と平和に貢献されています


そこにはただだた、愛がある


怨念の地だなんて、私の妄想であり、いらぬ心配だったと、美しい光が教えてくれました

「レンズに光が入ってるから
 向き変えなきゃ💦」とヒロさん
 うん、それが撮りたかったの、、🤣

お読みいただきありがとうございます😊

次回へ続く、、