映画「ミュージック・オブ・ハート」
夫に捨てられたロベルタは2人の幼い子を養うため、ハーレムの小学校でヴァイオリンの臨時教師の職を得る。
そして兼ねてから夢だった音楽のすばらしさを子供達に教えるという使命に燃えていました。けれどハーレムで育っている子供は集中力が散漫でなかなかヴァイオリンに集中してくれません。ましてや治安が悪く犯罪や死が身近で起こっており、ロベルタは何度も挫折しそうになりますが、次第に彼女の情熱が子供達にも通じ、発表会で父兄や同僚の賞賛を得てヴァイオリン教室は毎年希望者が殺到するくらい人気が高まりました。
しかし市の教育委員会は音楽クラスの予算カットを決定し、ヴァイオリン教室も存続の危機に。
ロベルタは10年続けてきたクラスを存続させるため奔走。その熱意は彼女を支援する人たちに伝わり、大物音楽家たちをも動かしました。
実話を基にした映画ですが、あっさり・・・というか浅い感じです。
実際の主人公の努力には敬意を表しますが、この手の感動モノの映画だとおおよその筋は読めちゃいますよね。シングルマザーが抱える親子関係の問題や職を得ることの難しさ、ハーレムという特異な地域での教育、とロベルタが抱える問題は大きくて深刻だけれどもあっさりとクリアーされていきます。
そこんとこが物足りないかな。現実には大変な苦労があったはずなんですが筋を進める上で希薄になっちゃったような・・・
しかし教育の予算で真っ先に削られる対象となるのが音楽などの芸術関係というのは何とも寂しいですよね。子供には学科以外の音を奏でたりモノを造る喜びが必要だと思います。