映画「耳に残るは君の歌声」 | ivisのブログ

映画「耳に残るは君の歌声」

ユダヤ人迫害から逃れてロシアからイギリスへ渡り、父を探すためパリのオペラ団で働き始めた主人公スーザンはジプシーの青年と恋に落ちるがナチのユダヤ人迫害がパリにまで及んできたため、彼と別れてアメリカへと渡る・・・


彼女と恋に落ちるジプシーはアウトローな役が似合うジョニー・デップ。

民族浄化を図るナチはジプシーも迫害の対象に。スーザンは彼らと一緒に残って戦う意思を示しますが、彼は「生き延びるならアメリカへ行け」と彼女を説得します。

生き別れた父はアメリカへ行く、と言って旅立っていたからなのです。彼女は生きているか分らない父を探しに渡米することを躊躇していたけど、彼から

「生きていないなら、見守ってくれてる。生きているなら、待っているはずだ。」

と言われ、ようやく決心します。


このシーンは無口な彼がお互い別々の道を行かなくてはならないことを、悲しみを抑えて語っているところがとても印象的で一番好きな場面です。


ジプシーやユダヤ人はいつの時代でも迫害の対象でした。

でも、彼らはそんな試練に耐えながら自分達のアイデンティティを失わず、生き延びてきました。

その逞しさ、生命力、すごいですよね。

ジョニー・デップはそんな運命を受け入れてながらもジプシーとしての誇りを持ち続ける役を見事に演じています。