こんにちは、株式会社アイビア代表の杉浦です。
飲食店経営をしている方から、お客様の平均単価をあげたいと言うご相談をいただきましたのでシェアします。
飲食店の来店数を上げるのも大切ですが、平均単価を上げる事も大切です。
わかりやすく平均単価が5000円のお店で、1日10人の来店があったら、1日の売上は5万円となり20日稼働するなら、月100万円の売上となります。
この単価が、1人6000円になったら、1日6万円となり、月の売上は120万円になるのです。
月に20万円増えたら、年間240万円プラスになります。
平均単価を上げると考えた時、ついつい値上げしたくなってしまいます。
値上げをすると、お客様が離れてしまう恐れもあるので、料理の値上げをせずに客単価を上げたいわけです。
飲食店で、後1000円単価を上げるなら、料理一品とビールくらいでいけます。
と言う事は、そろそろ会計しようかな・・・と言うタイミングで、あと一杯とつまみ一品を頼んでもらえばいいのです。
しかし、それをそのまま言うわけにはいきません。
あと一品頼んでくれませんか?
なんて言いにいったら、きっと断られます。
お客様から、そしたらあと一品頼むかなーと思ってもらうような仕掛けをすればよいわけです。
例えば、〆のラーメンや、デザート、日本酒の飲み比べ、最後の一杯セットなど、1200円~1500円くらいの価格になるようなメニューを作っておきます。
そして、お客様のご注文の合計が5000円前後になった頃、テーブルに行き、これらのメニューを見せるのです。
今タイムサービスをしてて、スタッフと3回ジャンケンをしてもらって1回でも勝ったら、この中のメニューがどれか1品、1000円になります。
なんてゲームのような事をしてみるのはどうでしょうか?
お客様に営業するのではなく、楽しんでもらって注文してもらうわけです。
他にも、お客様に料理の写真を撮ってSNSでシェアしてください、なんてお願いしたら嫌がられるかもしれません。
なので、テーブルにSNS等の投稿はご自由に、なんてポップを作っておくのです。
数名で来店してくれたお客様がいた場合、先ほどのタイムサービスじゃんけんなど、1人がやると言えば、皆やりたがります。
食べたいと言うよりも、ジャンケンに勝ちたいって気持ちが出てきます。
3回中1回勝てば、料理が安くなる、もしも3回全部負けたら、店長にビールを1杯ご馳走する。
こんなルールでも楽しいかもしれません。
確実にお客様有利の中、負けてもビール1杯いただけるのです。
そんな盛り上がっている所を、せっかくなんでよかったら動画でも撮って下さい、なんて言うだけで動画を撮影してSNSに楽しそうな雰囲気を投稿してくれる確率が上がります。
あの店は、なんだか楽しそうだな・・・と言うのがSNSで広がれば、それは新規集客にも繋がります。
もう一品食べて!SNSで宣伝して!
そう言わなくても、そうしたくなるような工夫をしてみると言う事です。
特別な事をしなくても、なんだかできそうだと思いませんか?
これが成功するとか成功しないとかではなく、こんな風に色々な事を考えるクセを付ける事が大切ですね。
最後までお付き合いありがとうございました。
株式会社アイビア 代表取締役 杉浦央晃
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