”一期一会”医師と患者様の関係。 | 不妊治療クリニック院長の福田愛作のブログ

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大阪府東大阪市にあるIVF大阪クリニックは不妊治療専門クリニックです。「心と身体を癒す医療」をテーマとしています。

 よく”一期一会”という言葉が使われます。

 

 ”一期一会”とは一度きりの出会いや瞬間を大切にする心構えを表す言葉と言われています。

 

 医師と患者様の関係は”一期一会”に相当するのではないでしょうか。

 

 患者様と医師との関係は、たとえ初めての出会いであっても、”一期一会”の機会なのですから、密接なものでないといけないと思います。

 

 この密接な関係性を築くイニシアティブをとるのは医師だと思います。

 患者様の”息遣いが分かる”関係性を築く必要があります。

 

 患者様の病態の評価は当然ですが、気持ちの揺らぎを”息遣いが分かる”ほどの慎重さをもって、観察すべきだと思います。

 

 患者様の”息遣いが分かる”ような密接な関係性が不妊治療では、特に必要だと、私は考えています。

 

 では、具体的にどのような方法で、このような関係性を築けるでしょうか。

 初診時に、患者様の今までの病歴を注意深く傾聴する。

 診察時、とくに超音波エコー診察では注意深く臨床的評価を行う。

 そして、病歴、診察結果を丁寧に分かり易く説明する。

 この説明に基づいて、今後の方針を明確に説明する。

 

 以上のようなステップを踏むことで、患者様に信頼していただければ、患者様との間に”息遣いが分かる”ような密接な関係性が築けるのではないでしょうか。