先のブログでも書きましたが、医療者の言葉選びやしぐさだけでも、患者さまの心理状態に大きな影響を与えると考えています。ときにはその患者様が奈落の底に落ちることもあると考えます。

 

 患者心理は、いつも自身の病態について、悪い方にばかり考える傾向にあると思います。それは、自分自身が患者の身にならないと分からないと思います。

 

 その悪い方のことに対して、医療者は常に温かい心、深い配慮をもって言葉や反応を選ばないといけないと思います。患者様が心配されていることについて、ネガティブな考えを伝えるようなことは、決してあっていけないと思います。

 そうでなくても、患者様の心には常に不安な考えがいつも渦巻いています。何気なく言った、言葉、しぐさ、反応、笑い、表情、などなどが患者様には大きなインパクトを与えます。

 そのような時にこそ、ネガティブな考えやあ不安を払拭できるような、うまく行った実例などを引き合いに出したり、ポジティブな方向に思いを変えてあげるような説明やお話しをしないといけないと思います。

 

 患者様の心中を察した、心配りのある話し方が大切だと思います。

 

 医療者の自分の発する言葉が、どれほどまでに患者様の心理状態に影響を与えるか、医療者はいつも心掛けておく必要があります。

 

 何気なく発した一言、小さなしぐさ、悪気の無い笑いでさえ、患者様の心にぐさりと突き刺さることもあるのです。

 

 私自身も、患者様の心中を察して、細心の注意を払い、患者様に説明やお話をするよう心掛けたいと思います。