年齢制限なく卵子凍結助成,山梨県:報道 | 不妊治療クリニック院長の福田愛作のブログ

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 年齢制限なく卵子凍結助成 山梨県の24年度予算案

2024年2月9日 (金) に報道がありました。

 

 以下のような記事の内容です。(原文のまま)

 

 山梨県は8日、将来的に妊娠や出産を望む県内在住の女性に対し、卵子凍結費用の一部を助成する事業を2024年度から実施すると明らかにした。

 健康でも仕事などの理由により子どもをすぐに持つのは難しい女性向けで、対象年齢に制限は設けない。少子化対策の一環と位置付け、24年度当初予算案に1億1500万円を計上する。

 県によると、卵子凍結への助成は20万円を上限に、計2回受けられる。県開催の説明会への参加が条件で、一定年齢を超えると健康な卵子を採取できる可能性が低くなるといった詳細を理解してもらう。

 この事業で凍結させた卵子を使った生殖にも1回当たり12万5千円を助成。40歳未満は6回まで、40歳以上は3回まで申請できる。県は、夫婦関係にあるパートナーの精子を使うことが条件としている。事業の募集定員は100人。応募が上回れば、受け入れ拡大も検討する。

 卵子凍結への助成事業を巡っては、東京都が23年度から都内在住の18~39歳の女性を対象に始めている。

 

 以上の報道です。

 

 「どうする?大阪」と聞きたくなります。

 当初の募集は100名とはありますが、なんと年齢制限がないのです。

 1回あたりの助成金は東京(30万円)より少ないですが、2回受けられますから合計すれば40万円となり東京都より多いことになります。県は希望者が多ければ、制限数拡大を示唆しています。太っ腹ですね!

 

 その上にです、その卵子で体外受精を受ける時には保険適用と同じ年齢制限で、保険が使える回数と同じ回数分助成するとのことです。なんと親切なのでしょう。

 山梨県がそんな裕福な県とは思えませんが、日本で事実上第二の大都市である大阪はどうしてくれるのでしょう。

 

 みんなで、大阪府・大阪市の助成を要望する必要がありそうです。

 みなさんは、この記事を見て、どう感じられたでしょうか?