メリークリスマスクリスマスツリーKinoshitaです。。

今日は

40歳代の保険診療について

思ったことを、年末なので書きたいなと思います。

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タイトル通り

保険診療が始まり

40代の保険移植3回が始まって思うこと。。

 

保険のおかげて

不妊についての相談や検査をやってみようと

早い時期から思える様になったことは

本当に良かったと思います!

 

私のクリニックでも

やはり保険体外受精の方は自費の方より

平均年齢が約5歳若いです。

 

でも、

以前よりも受けやすくなった

近場でも相談しやすくなったおかげなのか

 

あまり不妊治療や体外受精を理解せずに、

ふわっと治療を開始している人も増えてきた印象が強いです。

 

特に、タイトルにもした

40代で保険体外受精を始められる場合

保険では3回しか移植ができません。

 

20代と40代

どちらが妊娠しやすいか。

もはや、これは皆さん理解されてると思います。

 

しかし❗️

20-30代では移植6回

40代では移植3回

なわけです❗️

 

そのことをしっかりと

治療を始める前に理解しておく必要があります。

 

セカンドオピニオンや初診で

40歳以上の治療をお聞ききしたとき

 

たとえば、

AMH2以上

低刺激で採卵1-3回

新鮮胚移植 初期胚1回

または

胚盤胞C 胚を2-3回移植しました。

 

AMH1以下

低刺激で採卵1-3回

新鮮胚移植 初期胚1回

または

胚盤胞C 胚を2-3回移植しました。

 

ご夫婦ご相談

:もう諦めた方がいいですよね(泣)

 

色々、お話しをお聞きすると

40代-新鮮胚移植-初期胚での妊娠率

40代-胚盤胞C胚での妊娠率

を採卵前に知らずに治療決定されている方が多くおられました。

 

これは

新鮮胚移植がだめ

初期胚移植がだめ

胚盤胞C胚がだめ

といっているわけでは決してありません❗️

 

もちろん、

保険もどんどん進めて

保険が終わったら自費治療に変更して

今の年齢でどんどん治療を進めていくことを希望される方などには、

十分希望に沿う形になると思います。

 

しかし、

私がお話しを聞いた方の多くが

 

できれば、

保険の枠組みと先進医療の枠組みの中でなんとか妊娠したいです。

という方が圧倒的に多いんです。

 

不妊治療を諦める

子供を諦める

女性、ご夫婦にとって

とてつもなく大きな決断となる選択です。

 

不妊治療は年齢に関わらず

どんなご夫婦にとっても不安が強く、

辛いことも多いと思います。

 

特に、40歳以上の方ご希望の

保険移植3回で

妊娠、出産の可能性をできる限り高める治療方針となると、

 

方針決定の度に、その方のお体、受精卵、卵子、精子をみながら、

個別に治療方針を考えていく必要が絶対にあると思います。

 

自費時代最終の頃(2021年頃)

ようやく、

不妊治療がどんどんと個別化され

夫婦の悩みに合わせて治療が組まれていたところから

 

また・・・

どの年代の方でも、誰でも

同じ治療から始まり治療が繰り返される・・・

時代にまた

一部分戻ってしまっている様子が

感じ取れた一年でした・・・

 

ただ不妊治療するのと

限られた一回一回の治療に結果を求めて不妊治療するのとでは

(難しい言葉で言うなら、採卵あたり、移植あたりの妊娠率をどのように確保するのか)

選択肢は変わると思います。

 

40代保険診療で勝負したいと思う方は

特にその一回を本当に大切にしてください。

主治医の先生としっかり相談しながら計画書を作ってみてください。

 

不妊治療を頑張っておられるご夫婦から

1人でも多くの子供達が生まれてくることを

心から願っています!!

 

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