こんにちは!Kinoshitaです。

先日からの続きになります

 

29歳 AMH10.46  

前医で体外受精開始

PCOSにてOHSSならないように

低刺激(クロミフェン+数回のFSH)+PPOS

トリガーHCG

採卵個数3個、胚盤胞ならず当院へ。

 

当院採卵開始

アンタゴニスト(→とはいっても当院では最小回数しか打ちません)

FSH150単位✖️13日間

 

ここでKinoshita より)

⇨当院の注射日数は卵胞の全体のサイズ、E2、本人の自覚症状など複合的に決めています。

※PCOSの場合、注射の単位数を上げるのではなく、150-225単位で体内での卵の成熟を待ちます。

→PCOSの方は150単位でも、もちろん十分に数は増えます

 

トリガー:アゴニスト(採卵2日前の夜の刺激)鼻のスプレー

 

当院採卵結果

採卵数22個

MⅡ(成熟卵)21個

2PN(受精卵) 20個

良好胚盤胞(グレードA・B)10個

全胚凍結

 

採卵後、

両側の卵巣種大、腹水はあるが自覚症状はお腹が張る程度と便秘のみ

→月経時には卵巣も腹水も改善され、月経きたところから移植周期開始されています。

 

ここでKinoshita より)

→PCOSではなるべくHCGを使わずに、アゴニストでしっかりと成熟卵が得られる

(採卵予定全体の80%目標)日に採卵することが大切です。

→当院では年齢、月経の状況、月経中のLHの値などを確認し、アゴニストトリガーの実施時間や回数・量が決定されます

→取れない、未熟卵が多い場合、まずは採卵決定日や刺激が適正であったかをふりかえるようにしています。

→PCOSの場合、取れないことをすぐにアゴニストトリガーのせいにしないように心がけています。

→PCOSの方にとって最も大切なアゴニストトリガーという武器をなくしてしまうことになります。

→大切な武器は、その武器が最大限の効果が発揮される環境を作ることが大切です