こんにちは!
Kinoshitaです。
タイトルにもある通り
胚盤胞にならないと妊娠しません!
と言われて絶望し悩まれている患者様が全国で多くいらっしゃいます。
今回のブログは
そう言われて落ち込んでいる時に当院ブログを見て最後のチャンスだと感じ当院を受診し、妊娠し卒業された方からぜひ皆さんにもこの成功体験を伝えて下さいと言ってくださり書くことにしました。
胚盤胞までなかなか育たず移植ができない・・・
移植が進まない方々が私のクリニックにこられた時に、私が初診の時に必ずお話しすることがあります。
体内培養VS体外培養
体外培養は完璧だ!
体外培養で育たない受精卵には染色体異常、遺伝子異常があるんです!
など考えられている医療者さんは
胚盤胞にならないと妊娠しません!
胚盤胞移植しかやりません。
とおっしゃるのでしょう・・・
本当にそうでしょうか??
私はそうは思いません!!
体外培養は今もまだ発展途上です。
5日目の胚盤胞を安定して培養・凍結・融解までできるようになったのは本当にここ15年前後です。
そして、もう一度冷静に考えてみてください。
体内という場所はどういう場所かを!!
体内で
精子・卵子は受精し、分割し、着床し、妊娠反応を経てその後10月10日の300日以上赤ちゃんを育て上げる場所ですよ!!これを全て行える体外環境を人間で作りだすのは現在・全世界どこのどんなラボに行っても不可能です。
私たちのクリニックは常に最新の機器や最新の培養液をチェックし採用しながら、新たな培養環境を作れないかと日々目標をたてています。
そんな最新の培養液を使用したとしてもやはりお手本は体内環境なんです。
最新の培養液を検討する時に開発会社からよく聞くセリフです。
「今回新たな培養液を開発し発売しました。」
「これでより体内環境に近づきました」
私のクリニックで体外培養にかかわる医療者は
常に最新で安全な環境・技術を開拓しながら、一方では今だに体内培養環境に勝ちきれない事実も受け止め、現実を反省しながら更に体外培養成績を向上させていく必要があると私は考えています。
当院では胚盤胞形成に苦しまれている方に
最後にこのように伝えてから治療を開始します。
1胚移植に対しての選択肢をたくさん持つこと!
2胚盤胞でも!初期胚(day2/day3)でも!受精卵に合わせたより良い状況で戻せる選択肢を持っておくこと!
3胚移植の前に行う、採卵・卵巣刺激という治療を大切にすること!
4ご夫婦の受精卵を信じてあげること。
5体外環境の5日間は私達をぜひ信じてください、そして自分の体内環境を信じてあげて下さい。
ではこの5つのお話を信じて当院で頑張って下さった妊娠患者様の治療の流れを次回紹介させて頂きます。
新たな治療選択肢を皆様へ
木下レディースクリニック https://ivf-kinoshita.com