こんにちは!Kinoshitaです。
昨日、治療前検査について記載したので、続きで有名どころを紹介していきます。
それがこのプロラクチンというホルモンです。
聞いたことがある人も多いかと思います。
プロラクチンは昔、医療界で大ブームとなったとても古くから知られるホルモンです。
このホルモン本当に色々な作用を持ってます。
母乳を出してみたり、排卵・月経を止めてしまうなどなどあります。
分娩後、授乳中すぐに次の妊娠をすると困るので、そうさせないようにしているのでしょう。
このプロラクチンが
妊娠していないのに、高くなってしまうのが、高プロラクチン血症です。
確かに、月経不順・排卵障害のある方には大切な検査となります。
しかし・・・・
高プロラクチン血症が
流産と直接関わっていると考えている人が多すぎる様に思います。
(昔はなんでもかんでも原因をこのプロラクチンにしていた時代があるので、その名残があるのでしょう。)
現在、流産との関係の証明はまだなされていないのが実際です。
プロラクチンというのは
妊娠と深くリンクし、妊娠すると分泌量が10倍に跳ね上がります。
最近では、プロラクチンはむしろ
妊娠維持に必要なホルモンであるという報告も出てきています。
よって当院では正常値から高いからといって月経不順・排卵障害がない場合は、
値を下げすぎない様にプロラクチンを無理に下げる様な事はしません。
流産や不育症となった原因を
高プロラクチン血症のみで判断するのは適切ではありません。
不妊治療という、毎年進歩する先進医療を受けられる方には、
時代にあった正しい知識を掴んで頂きたいなと思います(´∀`)!!
木下レディースクリニック http://ivf-kinoshita.com
11月体外受精説明会予定 11/11(土) 11/25(土) 14:00-15:30
当院HPより無料でご予約頂けます。
ぜひ新たな選択肢をお聞きになってみて下さい。