#30歳 4妊娠 3流産 1出産

25歳 出産

28歳 14週で流産

28歳 18週で流産

28-30歳 7週で流産

大学病院での不育症検査は問題なし。

 

#PCOS   AMH:14.5

 

Q

聞きたいことが、多嚢胞と流産の関係です。

素人の考えですが、未熟な卵のまま排卵され着床まではいくが、未熟であるため育たず流産に繋がるのではないかと思ってしまいました。知識がなく、幼稚な質問になっていたら申し訳ありません。これから不妊治療はしていきたいと考えておりますのでお答え頂けると幸いです。

 

A

こんにちは。Kinoshitaです。

20代から流産を続けられる患者様を私もよく見てきました。

しかも、検査をしても何も原因が出てこないケースは本当に気持ちの整理をつけるのが難しいと思います。

しかし、このような患者様が最終的には出産まで行かれるケースをたくさんみてきました。頑張っていただけるというお話があり安心しました。今回の様な場合はかなり総合的に検査結果をチェックしないといけないので、ここで細かくは指導できませんがご了承下さい。

 

PCOSと流産について報告があるのは承知していますが、妊娠反応、特に心拍確認以降まで進んでからの流産であれば、今回の流産の原因はPCOS(未熟卵による影響)でないと考えてよいと思います。

 

PCOS以外の原因をしっかりと検索していくべきです。

不育症検査で問題はないとされている様なので、このような場合、原因がわからないことの方が多く、ご夫妻の遺伝的な組み合わせを考えざるを得ないケースもあります。

 

しかし!!!

組み合わせが問題となっても、お子様が既にお一人いらっしゃる通り、流産を繰り返しながらも最終的にはお子様となる受精卵は出てきます。

もた年齢とともに、治療をどれだけスピーディーに進めていくかも考える必要が出てきます。

 

子宮内の評価はされてますでしょうか?

流産時に絨毛の染色体検査などは出されているのでしょうか?

もしまだされていないのであれば、次回流産があった場合は必ずチェックされた方が良いと思います。

 

PCOSを体外受精で治療する一番のメリット!!

それは、1回の採卵で成熟卵をより多く回収でき、卵子が成熟しているかどうかを実際に目で確認ができるということです。

これで、一気に治療が進み、ご自身の卵子・受精卵の状況も把握できるようになります。

 

PCOSの卵巣刺激をしっかりと熟知しているクリニックであれば、

PCOSでも成熟率(成熟卵子/採卵卵子)が8割を超えてきます。

 

当院ではPCOSの患者様は1回の採卵でほとんどの方が妊娠・出産まで進み、2人目、3人目の赤ちゃんを望める受精卵までが凍結保存されます。

 

今わかる検査結果とさらにご自身の卵子・受精卵の情報を蓄積し、さらには治療を進めていくのであれば、PCOSの方に体外受精は大切な選択肢となりますし、相性はとても良い治療法となります。

 

お話したいことがありすぎますが、今回のお答えはここまでにしておきます。

少しでも参考になればと思いますおねがい

 

良い結果に進むことを信じております。

 

木下レディースクリニック ivf-kinoshita.com