こんにちは!Yoneです!
今回は11月14・15日にポートメッセなごやで開催された
第69回日本生殖医学会で発表した研究をご紹介します!
卵子の中には、一般的な形状とは異なる透明帯を持つものが存在します。
私たちはそれらを透明帯形態異常卵子と呼んでいます。当院ではこの透明帯形態異常を持つ卵子の研究を行っています。
透明帯形態異常を持つ卵子の特徴や正常受精についてはこちらのブログで説明していますので是非ご覧ください😊
透明帯の形態異常は胚発生に影響を与える?
当院ではこれまで透明帯形態異常を持つ卵子について下記の内容の発表をしてきました。
・見た目が未熟卵の中にも成熟卵はあるのか?(2016年)
・正常受精率に違いはあるのか?(2020年)
・c-IVFとICSIどちらの媒精方法がいいか?妊娠率・出産率の違いは?(2023年)
これらの研究については、当院のホームページにあるコラムでより詳しく説明しています!
↓↓コラムはコチラ↓↓
👶浅田コラム👶
今回は受精してから胚盤胞になるまでに透明帯の形が胚発生に影響を与えるのか調べました。
結果、透明帯形態異常を持つ卵子では良好な分割期胚(Day3良好胚)の割合は有意に低く、胚盤胞(Day5胚盤胞)・良好胚盤胞(Day5良好胚盤胞)になる割合は一般的な卵子と差はありませんでした(図1)。
図1.透明帯形態異常を持つ卵子と一般的な卵子の胚発生の比較
これまでの当院での研究結果をまとめますと、透明帯形態異常を持つ卵子では正常受精率は低いですが、胚盤胞期までの到達率は同じであることが分かりました!
次回の透明帯形態異常を持つ卵子のブログでは妊娠率・出産率についてご紹介したいと思います!
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