こんにちは
胚培養士のm.tです。

不妊治療について調べたときや、クリニックに行くと
「胚培養士」という言葉を目にすると思います。
一体胚培養士とは何者なのでしょう?

今回は胚培養士についてお話していきたいと思います!


胚培養士とは日本産科婦人科学会の「生殖補助医療実施医療機関の登録と報告に関する見解」の中の「実施登録施設が配置すべき人員の基準」で定められている
「胚を取り扱える技術者」 に当てはまります。

その技術者の適応としては、配偶子、受精卵、胚の操作・取り扱い、
および培養室、採精室、移植室などの施設、器具の準備、保守の一切を
実際に行うART (生殖補助医療)に精通した高い倫理観をもつ技術者とされています。


・・・難しい。


簡単に言うと体外受精などを行う施設で
胚(受精卵)の操作・培養・管理を行う技術者のことになります
 

英語ではembryologist(エンブリオロジスト)と呼ばれます。


では実際どのような人が胚培養士になるかというと

①    理系大学・大学院にて生殖学などの生物学を習得した者
②    臨床検査技師や看護師の資格を有している者
多くはこの2パターンに分類されます。


当院でも3クリニック合わせて40名程の胚培養士が在籍しており
この①と②の2パターンが半分ずつくらいの割合となっています


多くの医療系の職業では国家資格が必要となりますが
胚培養士には資格がありません。

必要な現場経験を積んだのち学会認定資格となる
生殖補助医療胚培養士の資格を取ることは可能で
その上位資格である生殖補助医療管理胚培養士という資格もあります



当院では入職すると胚培養士としての様々な研修を行い
約3年かけて一人前の胚培養士となっていきます 

また胚培養士には高い技術はもちろん高い倫理観が必要です!
私たちは技術と共に胚培養士に必要な「心」も育てていく必要があるのです



長くなってしまったので今日はここまでです
続きはまた次の投稿で!


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