本年2024年はパリオリンピックの年です。
普段より多くの方が、パリあるいはフランスを旅行されることと思います。
特にパリではスリにお気を付けください。
非常に気を付けていたつもりでしたが、昨年パリの空港でスリに遭ってしまいました。
リヨンの地下鉄では、小さなカバンをぶら下げていましたが
駅員さんからカバンを服の中に入れるよう注意がありました。
日本人のおじさんで狙われやすいのだろうと思い、わざわざ教えてくれました。
リヨンではずっとそうしていましたが
無事パリのシャルル・ド・ゴール空港に着いて
緊張感が抜けたところが、うかつだったと思います。
ターミナルを結ぶシャトル列車を待っているときに
列車で見かけた男性が後ろに付いて来ていたのですが、
まさかスリだとは考えませんでした。
その男性にいつの間にか一人加わり、二人になり
私が列車に乗り込もうとする入り口に立ったまま動きませんでした。
違和感はありましたが、その間をすり抜けたとき
男性二人に押されるような形になって列車に乗り込みました。
後から思えば、男性たちの行動は完全に物を盗むためでした。
列車の中で他の乗客が「これはあなたのですか?」と
私のパスポートケースを手渡してくれました。
そのときにはっとして、カバンを開けると、財布は見事にありませんでした。
私は非常にショックを受けて大声を上げたので
パスポートケースを拾ってくれた人は
「私は犯人ではありません!空港のスタッフです。」と名札を見せてくれました。
パスポートケースは財布と一緒に盗み、捨てていったようでした。
慌ててケースを確認したところ、パスポートは残っていました。
ターミナルの入り口には銃を持った兵士のような人たちが立っていました。
ただシャトル列車にはそのような人がいなかったので
そこを狙った巧みなスリだったと思います。
カードがどこでも使えたので現金が多めに残っていたのですが、そっくり持っていかれました。
カードも3枚盗まれました。
ANAのイタリア人の現地スタッフと空港の警察に行くと
フランスでは犯罪の届け出のみをすることができず
訴訟になるため手続きに5~6時間かかると言われ
帰国時間が迫っていたため、訴えを断念しました。
旅の最後の最後で残念なことになってしまいました。
日本人だけでなく、その他の外国人や、現地の人でさえも
パリでは多くの人がスリの被害に遭っていることを、後から聞きました。
パリに行かれるときはくれぐれもお気を付けください。
注意していればよいという訳ではありません。
プロは巧みな方法で上手に盗みます。
盗まれてよいものしか身に着けない
あるいはダミーの財布を入れておくぐらいが賢い手立てだと思います。
パスポートなどの貴重品は絶対に盗まれないところに保管するという習慣を身に付けてください。
私の失敗談が、みなさんの役に立てば幸いです!
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