こんにちは！
胚培養士のT.Yです。
11月9日・10日に、日本生殖医学会(2023) に参加してきました！
そもそも日本生殖医学会とは・・・
人類および家畜と動物の生殖に関する基礎的および臨床的研究について、研究業績の発表、知識の交換、情報の提供などを行い、
もって学術の発展と人類の福祉に寄与する ことを目的に設立された組織になります。
（日本生殖医学会HPより抜粋）
今年の日本生殖医学会は「次世代に紡ぐ生殖医学」 という学会テーマで、石川県の金沢市で行われました。金沢市は北陸地方に位置しますが、新幹線が開通したこともあり、多くの方が学会に参加し大盛況でした！！
（石川県立音楽堂内の講演会場写真）
今年の生殖医学会では、
・人工知能（AI）を用いた研究
胚の形態や発育スピードなどによりAIが胚の正常性や妊娠する可能性が高い胚を数値化する研究
・niPGT-Aに関する研究
胚にダメージを与えず、胚の正常性を検査する研究
・保険治療
各施設における保険治療の成績や患者さんの想いをアンケート調査した報告
などの発表が今までと比べ多い印象でした。
また培養研究部からこれら5つの口頭発表を行いました！！
「透明帯形態異常を示す卵子の媒精には顕微授精が適している」
「凍結胚盤胞融解後24時間培養した非侵襲的なPGTの検討」
「PGT-Aを実施したDay7胚盤胞の臨床的有効性」
「胚盤胞画像1枚から正倍数性予測を行えるのか」
「小さな前核を含む3前核胚の染色体動態解析および倍数性解析」
どの発表も多くの方に聞いていただけました😃
私自身現在の生殖医療に関する知識をアップデートでき、とても充実した時間を過ごすことができました。また北陸地方に行く機会が少ないため、なんとなく金沢市の気候は寒いのかなと思っていましたが、暖冬の為か意外と涼しく、快適に過ごすことができました！
T.Y
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