こんにちは!
胚培養士のKMです。
当院では、着床前遺伝学的検査(PGT-A/SR・PGT-M)を実施しております。
着床前遺伝学的検査についての詳細はこちら
PGTを行うには、胚盤胞の一部の細胞を採取して
検査を行う(生検:Biopsy)必要があります。
そこで、今回はBiopsy の流れについて簡単にご説明します!
当院で行っているのはTE Biopsyで、
胚盤胞の栄養外胚葉(TE)細胞を採取する方法になります。
TE細胞については、こちら をご覧ください。
まず午前中に、凍結していた胚盤胞の融解 を行います。
融解後には、レーザーで透明帯を一部開口しておきます(Assisted Hatching:AH) 。
写真のモニター上の緑色部分 にレーザーを当てて透明帯を一部開口しています。
その後培養を続けると、胚盤胞が拡張し、
上の写真右 のようにTE細胞が透明帯の外に出てきます。
基本的には、このタイミングでBiopsyを行っています。
下の写真は、ガラスピペット内にTE細胞を数個吸引している様子です。
採取した細胞は洗浄しチューブの中に入れ、
凍結後、認可を受けた受託検査会社に送り検査を行っています。
以上、Biopsyの手技や流れを説明しました!
行っている内容は単純そうに見えるかもしれませんが、
とても高度な技術 が必要なのです!!
胚培養士KM
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