皆さんこんにちは、胚培養士のm.k.です。

 


   
2023年7月27日から7月28日に宮城県仙台市で第41回日本受精着床学会に参加してきました。

今年度の日本受精着床学会の大会テーマは「ART2023変わらぬ路とあらたなるあゆみ-保険診療のステージへ-」とされており、これまでの貴重な経験を踏まえて新たな研究や臨床を構築していくという理念の基に発案したとのことでした。

今回、この日本受精着床学会に演題を投稿させて頂き、現地で口頭発表を行いましたのでその演題の内容を皆さんにご報告させて頂きます。


演題名は「染色体解析結果をもとにした培養4日目でFull Blastocystに成長した胚の正倍数性率」になります。
培養4日目に胚盤胞(Full Blastocyst)に到達した胚は妊娠率が高いと報告されています。そこで、培養4日目で胚盤胞に到達した胚の染色体解析結果をもとに正倍数性率を導き出し、培養4日目胚盤胞の妊娠率と正倍数性率の関係を明らかにする検討を行いました。
結果としては、培養4日目で胚盤胞に到達していた胚は、培養4日目で胚盤胞に成長していなかった胚と比較すると正倍数性率が高いと判明しました。これらのことから、PGT-Aを行う際に、培養4日目で胚盤胞に到達していた胚を生検することで、移植可能胚を優先的に得られ、また早期妊娠に導くことが期待できるという内容となります。


1200名の方が参加され、企業ブースなども数多く出店されていて、大変活気のある学術集会でした。様々な施設の胚培養士やいつもお世話になっている企業の方々との情報交換や数多くの講演や口頭発表があり、大変有意義な時間を過ごすことができました。これからも学会参加を通して色々な情報を持ち帰り、当院へ還元できるようしていこうと思います。

 

 


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