こんにちは!

胚培養士のT.Yです。

7月28・29日に第40回日本受精着床学会が開催され、今年のテーマは「ART保険適応元年~今何ができる?」でした。



 
現地メインの開催でしたので、他施設の胚培養士さんと久々にお会いすることができ、情報交換するなどとても楽しい時間を過ごすことができました。

私はこの会で、「サーモグラフィによる凍結保存タンクのエラー管理」について発表してきましたので、簡単にではありますが発表内容を紹介致します。

浅田レディースクリニックには、皆様からお預かりしている凍結受精卵や凍結精子を保管するために多くの凍結保存タンクがあります。

【浅田レディース名古屋駅前クリニックの凍結タンク室】
 


これらタンクが故障したとしても早期に気付き、対応できる方法を検討した内容になります。この検討ではサーモグラフィに着目し、検討を行いました。

【サーモグラフィ】
    


この機器は、コロナ対策としてアパレルショップなどお店の入り口に体温を計測する機械があると思います。それと同じ原理で物体の表面温度を読み取る機械になります。

【サーモグラフィによる体温測定器】


 

当院で検討している機器は、表面温度を読み取るだけではなく、異常を感知した場合にアラームメールを送信する機能がついています。そのため夜間など人が不在時にタンクが故障しても早期に気付くことができ、凍結受精卵を守ることができます!

【サーモグラフィ映像】
   
※右側の写真の色が濃い部分が低温を示している映像になります。

上記の機器を検討した結果、凍結保存タンクの温度変化をサーモグラフィは感知しアラームメールを送信することができました!

今後はより臨床環境に近づけ、凍結保存タンクを安全に管理できるか検討していきたいと思います。

今後も他の発表者から参加報告などのブログを作成しますので、楽しみにお待ちください!

T.Y
 

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