よく、どのようなクリニックへ行ったらよいかという質問を受けます。

クリニックを選ぶときには、培養室(ラボ)を見ることです。そこでどのような人(教育、経歴など)が、どのような仕事をしているか、ということがそのクリニックのレベルそのものだからです。

 

不妊治療において最も重要な仕事をしているのは培養室です。

保険適用では、医師が管理する管理料に、卵の個数をくっつけて点数を設定していますが、今では、実際に培養業務に携わっているのは医師ではありません。この点については、今後どのように改善されるのか見守っていきたいと思います。

 

採卵件数に合わせて、胚培養士が何人いるか、培養器はいくつあり、どのようなものを使っているか、ということが重要です。

今回先進医療となったタイムラプスですが、当院では、既に数年前から全ての培養器がタイムラプスになっています。当院としては特別な方法ではなく、タイムラプスを使用する培養が当然と考えてきました。更に、AI搭載のタイムラプス培養器も共同開発してきました。

 

とにかく、ラボ業務がちゃんとしているクリニックで治療すべきで、クリニック選びの一番のポイントは医師以上に培養室と考えていただきたいと思います。

医師がどれだけ培養等を理解し、経験し、管理できているか、重要視しているかを見極めてほしいと思います。

まずは、ホームページなどにどの程度、培養室や胚培養士についての情報が載っているかを参考にしてください。

 

 

Twitter

Instagram

Facebook

YouTube