こんにちは!
今年の4月に入職した新人胚培養士のOです

 


浅田レディースクリニックに来て半年が経ちましたが、ついこの前、胚を扱うための大切な道具であるマウスピースを与えられ、胚培養士としてのスタートを切ったばかり!
まだまだ慣れない日々を送っています。

 


みなさん、「新人」と聞くとどうでしょうか?
ちょっと不安だなぁと思う方もいるのではないでしょうか。

 


気持ちはすこ~しわかりますが、私たちは研修を重ねてからではないと実際に現場に立つことができません。

 


とっても厳しい基準があるのです!

 


まずは今回から4回に分けて、マウスピースを手にするまでの三ヵ月、新人がどんな研修をしていたのかをお話ししたいと思います。

 

 

 

4月1日、入職したその日から一週間まずは勉強です。
受精の仕組みや不妊治療についてなどをインターネットではなくで正しい知識を身に付けます。
インターネットは便利ですが間違った情報も多いんです。

 

私は大学では臨床検査の勉強をしていたので不妊治療についての知識はありませんでしたが、ここでしっかりと学ぶことができました。

 


これはノートの一部です。
受精卵の成長の様子を絵でも説明できるようにします。

 


この一週間では毎日勉強した内容を先輩に確認してもらい、最終日にテストを受けます。

 

テストでは不妊治療に関する用語の説明をします。
英語の略語って実は結構覚えるのが大変で…

 

例えば

 

ICSI(イクシー;顕微授精)ってintracytoplasmic sperm injectionの略なんです。長い。
この時に覚えた英単語、今でもちゃんと書けます 笑


ちなみに丸一日勉強というわけではなく
同時に朝・昼・夕と行われる培養室の点検の研修を行っていきます。
パソコンの電源をONにしたり、室温を記録したり…
簡単にできそうなことですが、細か~く手順が決められているのでなかなか「一人でやっていいよ」という合格がもらえません。

 

安心安全な培養室を維持するためなんですね!
と体感しました。

 

 

 

そしてこの一週間のうち三日だけ、もう一つ行ったのが採卵と胚移植の見学です。

 

私たちは基本的にずっと培養室の中にいますが、特に一年目の間は患者さんの前に出ることはほとんどありません。

 

現場に立ち会わせていただくことで、患者さんがどのような様子で採卵や胚移植に臨まれているかを考え、患者さんの心に寄り添う気持ち「患者意識」を持ちます。

 

 

 

そんなこんなで一瞬で過ぎた一週間でしたが、色々と覚えていくことはまだまだこれから

 


・・・ということで次回に続く!

 

お読みいただきありがとうございました!

 


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