Rh不適合妊娠という言葉を聞いたことはありますか?

 


Rh不適合妊娠とは血液型がRh(-)のお母さんがRh(+)の赤ちゃんを妊娠した場合に起こります。

 

Rh(-)のお母さんの赤血球上にはD抗原という抗原が存在しません。
Rh(+)の赤ちゃんの赤血球上には存在しています。
(→D抗原については当院HPより季刊誌2019年3月号をご参照ください)

 

そのためお母さんの体は、赤ちゃんが持つD抗原を異物と認識し、抗D抗体という抗体を産生して体外に追い出そうとするのです。

多くは1回目の妊娠で抗D抗体が産生され、2回目以降の妊娠で抗D抗体が胎盤を通じて胎児に移行します。

 


抗D抗体が赤ちゃんに移行するとどうなる??

 


抗D抗体は産生されると、赤ちゃんの赤血球上のD抗原を認識しくっつきます。
抗原と抗体がくっついた赤ちゃんの赤血球は脾臓に運ばれ壊されてしまいます。

 

その結果、胎児貧血となり免疫性胎児水腫や新生児溶血性疾患を引き起こす原因となるのです。

 


現在では予防法の普及により、きちんと検査や管理を行えば上記のような疾患はほぼ起こることはありません!

 

予防するためにも、きちんと検査をして自身の血液型を知ることはとても大事なことです。
血液検査へのご協力をよろしくお願いします。

 

 

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