こんにちは。
胚培養士のS‣Yです。
1月13日に広島で行われた臨床エンブリオロジスト学会に参加してきました。
エンブリオロジストというのは胚培養士という意味で、この学会では全国の胚培養士が集まり胚培養に関する勉強や情報の交換を行いました。
そして、私は当院の培養室見学ルームについて発表をしてきました!
皆さんは名古屋クリニックの培養室見学ルーム、品川クリニックの木漏れ日テラスから培養室の中をご覧になられることをご存知でしょうか。
実際に来ていただいた患者さまには見学ルームや木漏れ日テラスから培養室をご覧になっていただき、最後にアンケートのご協力をお願いしています。
アンケートにご記入いただいた培養室への感想や感謝のお言葉を拝見することが培養室スタッフの励みや喜びにもなっています。
そのアンケート項目に「これまで培養室を見たことがありますか」という質問があります。アンケート結果から来ていただいた患者さまの98%が培養室を見たことがないことがわかりました。
また、見学を終えた患者さまに「培養室の見学・説明により安心感を抱くことができましたか」と質問すると90%の患者さまから「安心できた」という回答をいただいています。
見えない培養室を見えるようにすることで、「培養室がどんなところで誰が何をしているかわからない」という不安を減らす手助けができているじゃないかなと感じています(^^)
浅田レディースクリニックでは患者さまに培養室を見ていただくことは当たり前に行われています。しかし、他施設ではそれは当たり前なことではありません。
この学会では「見えるLab(培養室)」は患者さんに安心感を抱いていただく有効な手段であることを他施設の胚培養士さんに発表してきました。
どのように培養室を見ていただいているかなど質問を受け、興味を持って聞いていただけたと思います。
培養室から患者さまの治療に貢献するには高い技術を提供し、ひとりでも多くの方に妊娠・出産していただくことが最も重要です。
当院では高い技術にプラスして患者さまにより安心して治療をしていただくための情報発信(見学ルーム、木漏れ日テラス、ブログ、季刊誌)にも力を入れていきたいと思います。
当院での取り組みを他施設に紹介する機会をいただくと共に、今後の培養業務に役立つ知識を学べた学会発表となりました。
2019年も当院から多くの学会発表を行っていく予定です。
次のブログでの報告を楽しみにしていただけると嬉しいです。
発表の様子です
広島風お好み焼きを食べることができました!