前回まで品川クリニックの培養室見学スペースである「KOMOREBI Terrace」についてのご紹介をさせていただきました。
 
今回はKOMOREBI Terraceの設備について、もう少し詳しくご紹介させていただきます。
 
 
 
突然ですが、「光」が胚培養に悪影響を与えることをご存知でしょうか?
 
 
 
当たり前ですが、通常体内に存在する卵子や胚は全く光に触れません。
光には赤外線紫外線が含まれており、これらは卵子や胚にダメージを与えます。
ですので、光というのは胚培養を行う環境では極力避けなくてはならないものなのです。
 
しかし、当院のKOMOREBI Terraceは  外からの光にあふれた  作りとなっており、培養室も  とても明るく  なっています。
 
患者さまに生命の温かみを感じてもらい、安心して頂こう
という思いからこのような試みを行っています。
 

このような培養環境は恐らく  世界中を探してもない  でしょう。
 
 
 
さっき光が悪影響を与えるって言ったのに、環境で卵子や胚を扱っていて大丈夫なのか?
と思われる方もたくさんいらっしゃると思います。
 

もちろん「光」への対策は万全です!

 
 
KOMOREBI Terraceと培養室との間のガラス(上の写真)には、両面に遮光フィルムが貼られており、これにより赤外線・紫外線を  約99.9%  カットしています。
また培養室の中の電気照明・顕微鏡のライトなどは全て赤外線・紫外線を出さない LEDライト を使用しています。
ご家庭で使用される蛍光灯では赤外線・紫外線が出てしまうので、より  卵子・胚に最適な環境を整えるための工夫  として導入しています。
 

ご覧の通り、当院は既成概念にとらわれない、新しいものを取り入れることが大好きです。
 

それは既成概念や古いものにとらわれていては 不妊治療の最先端へは進めない からです。
 

常に古い考えを疑い、新しい取り組みを行うことが患者様の妊娠につながると我々浅田レディースクリニックは考えています。
 

これからもどこの施設にもない設備や、新しい取り組みについてお伝えしていきますのでよろしくお願い致します。