早速、朝五時半に叩き起こされて
浣腸~
携帯をタイマーにしてトイレに駆け込み
三分が限度
昨夜九時から水分も絶っているので
喉が乾く乾く
胃も空っぽだから
お腹が空く空く
手術着に着替えて、
エコノミー症候群を防ぐストッキング履いて
逃げ出したい気持ち
手術やめて帰りたい、、、
点滴して
「これ何分間ですか?」と聞いたら
翌日までずっとよ~ だって
ますます気が変になりそう
付き添い看護師が迎えに来て
手術室へ
入口上にでっかく「手術室」とあるのを見てビビる
付き添いの夫とはここでお別れ
「手術室」を入って、賀来千香子似の看護師と再会
「何か心配事はありませんか?」と聞いてくれた
閉所恐怖症の事を話す
「では、麻酔が効いてからにしますね」
頭にネットかぶせられて
同じくネットかぶった執刀医と会い
さらに二回位自動ドアをくぐる
(迷路かよっ)
手術台はいつもの診察台と同じようなもの
ゴム製の琥珀色の灰皿みたいな器に頭をのせ
賀来さんが手を握ってくれている
この人の手、ホッとするわぁ♨
パパイヤさんが「点滴しまぁす」
もう寝るの?
「じゃ、じゃあみなさん、よろしくお願い致します」と叫ぶと
賀来千香子さんが笑って「まだよ~」
パパイヤさんが口に酸素マスク乗せて
「はい、麻酔入りまぁす」
その後、何も覚えてない