
イルカたちと遊ぶときに、インストラクターから注意を受けます。
あくまでも野生のイルカであること。追いかけていくと逃げるので、両手を身体の後ろか前にぴたっとつけて、そしてイルカのほうから、来てくれるのを待つようにと。
けれど、最初に海中でイルカたちに会ったときには、そんな注意事項はどこかへいってしまい、一緒に泳ごうと追ってしまいました。
そうすると、彼らは遠くへ行ってしまうのです。
だんだん要領がわかってきた皆は、手を身体につけて、ドルフィンキックをしながら、イルカ化していきました。
そして、なにげなく後ろを振り向いたら、本当に目の前にイルカが3頭浮かんでいました。
そのあとは、イルカが人間と遊んでくれたのです。くるくるまわったり、下からぐっと上がってきたり。海のなかなのに笑い声が聞こえてくるようでした。
無理して追わないと、いつのまにか気づいたらそばにいる・・・。
「さとり」も同じかもしれません。
写真はチャッキーの作品