「あなたの生きる目的は何ですか?」
そう問われて、すぐにノートにスラスラ書ける人なんて、本当はめったにいないんじゃないでしょうか。
正直に明かすと、偉そうなことは言えませんが、僕自身も手帳を使い始めた頃、白紙のページを前にしてペンを持ったままピタッと手が止まっていました。
「立派な目標を書かなきゃいけない気がする」
「書いたのに達成できなかったらカッコ悪い」
「そもそも、自分にはそんな大層な目的がない…」
今日は、手帳を「立派な夢を書き込む場所」から、自分の泥臭い本音をすくい上げる「小さな実験場」に変えていくプロセスを、僕の失敗談と一緒に確かめに行こうと思います。
かつての僕は、手帳に向かうとき、どこかで「格好いい自分」を演じようとしていました。
世間的に素晴らしいとされる言葉や、人に見せても恥ずかしくないような大きな目標を必死に探して、手帳に書こうとしていたんです。
でも、そうやって背伸びして書いた言葉って、不思議なくらい心に響かないんですよね。
どこか他人事で、日々の行動のモチベーションにもならない。
結局、「自分には情熱を注げる目的がないんだ」と落胆し、手帳を閉じてしまう……そんなことを何度も繰り返していました。
セルフコーチングをやっているつもりで、僕は手帳の上で「立派な目的を持てない自分」に勝手に失望していたんです。
でも、ある日ハッと気づきました。
**「あ、目的って、最初から完成されたカタチで転がっているものじゃないんだ」**
大きな間違いをしていました。「最初から立派な答えを持っている人」なんて、どこにもいないんです。
きれいな言葉を探すのを、思い切ってやめました。
「今日はこの作業がいやだった」という泥臭い不満や違和感。
「新しい道具を手に入れて試してみたい」「この研究をもっと深めたい」という、一見ちっぽけに見える自分の素直な欲求。
それらを飾らず、そのまま手帳に書き出すことから再スタートしたんです。
不満や欲求を手帳に書き出し、「じゃあ本当はどうしたい?」と1日15分問いかけてみる。
その小さなPDCAを毎日回していくうちに、バラバラだった思考がつながり、後からじわじわと「自分の生きる目的」として形になっていきました。
目的とは、最初から見つけるものではなく、**「手帳の上で泥臭く育てていくもの」**だったんです。
手帳の上で泥臭く本音と向き合うから、自分の目的が育っていくんです。僕の手帳に書いてある「目的」も、最初から今の形だったわけではありません。
今でも毎日15分、ノートを開きながら「これは違うな」「本当はこうしたいな」と修正を繰り返している最中です。
だから、最初から完成されたきれいな言葉なんて書かなくて大丈夫です。
今、あなたの手元にあるノート。
もし白紙のまま止まっているなら、今日どこかの15分で、「今日の小さな違和感」や「ちょっと試してみたいこと」を1行だけ書いてみてください。
どんなにちっぽけに見える本音でも構いません。手帳を自分の「実験場」にして育てていくその小さな一歩が、明日からのあなたを静かに動かす力になりますよ😉
最後までお読みいただき、ありがとうございました!