ふむ、この地域もようやく梅雨に入ったようだ、と。

たまには、きちんと季節感を醸し(かもし)つつ……

 

前回は、耐熱シリコンの流し込み、で終わりました。

なので今回は、片側が固まったタイミングから。

 

ねんどベースを外します。

おっ、こんな風にシリコンが固まるのです。

硬い・硬いシリコンなのだ。

 

鉛注入口にねんどを追加盛りして、円柱状にします。

そして剥離剤Mrシリコーンを、ピース、エア抜き板、耐熱シリコンに筆塗りたくりします。

この時、耐熱シリコンに塗り忘れ箇所が無いように注意します。塗り忘れ箇所は、次のシリコン流し込みで接着されてしまい、使えないシロモノになります、高価なのにW

 

では、底抜きポリ型枠をセットして、再度50グラムのシリコンを流し込み。

半日、待ちましょう。写真は流し込んだ図。

 

シリコンが固まったら、おもむろに、かぱっ、と開くとこんな感じです。

シリコン同士も綺麗に剥がれ、シリコン型ができました。

 

余談ですが、写真の黄色丸に気泡跡が見えます。

今回は、マガジン内部の隠れた鉛なので問題はありませんが、外観が大切な作品等は問題になります。

コレができないように、注入時、まずは表面を薄く覆う、感じでシリコンを流し込むと発生防止できます、多分。

 

話を戻しまして。

エア抜きはアバウトな位置合わせでしたので、写真のようにシリコン型の角部をカッターで切断し、エア抜き口を露出させます。

 

内側も、エア抜き内壁に沿ってカッターを入れ、切除します。ヒゲのように残ったシリコンは、ピンセットでつまんで除去です。

これでシリコン型が完成です。

 

いよいよ、鉛注入作業に移りましょう。

必要な道具は写真の通り。詳細は↓

 

ガスバーナー口(ホームセンターで手配、2,000円位)

ガスボンベ(ホームセンターで、300~400円/1本、1本であり余ります)

鉛溶かし用フライパン(100均で手配、後述)

鉛(釣具屋さんで手配、1キロ1,000円位、使うのは300グラム位)

針金

ニッパー(大)

ハンディ万力(100均で、ハンディタイプでよい)

シリコン押さえ板(シリコン型を同じ大きさで、ベニヤ板(コンパネ)等から切り出し)

ベビーパウダー(ドラッグストアー等で手配、500円位)

筆(絵画用・中)

扇風機(家庭用で十分)

皮手袋(荒い牛皮、ホームセンターで500円位)

 

 

鉛溶かし用フライパンは、コーティングしてないものを使います。

コーティングは(主にフッ素)バーナーであぶるとまるでビニールのようになって、焼けたり、ただれたり、大変です。

iuは、100均で売られている鋳鉄スキレット(200円)を、取手を自作(のコンパネ板で挟むだけ)で使用しました。

 

シリコン型内側面に、ベビーパウダーを薄く塗布します。

これは、主成分のタルク(鉱石)が鉛とシリコンの間でクッションのように働き(鉛がシリコン型からを外れ易くなり)、結果シリコン型の耐久を高める裏技らしいですW

 

シリコン型を合わせ、万力で軽く締付けます(開かないようにするのが目的です、相手はゴムなので変形に注意)

板で挟んでいるのは、押さえる力を均等にしたいから。

 

次の作業は、未成年者・自信のない方は禁止です。屈強な成人男子に依頼します。

尚、iuは屈強ではありませんケドW

作業者が風上になるよう、背中側から扇風機を回します。これは鉛蒸気を飛ばす目的です。

極短時間の作業で扱う鉛も少量ですが、安全第一、健康第一です。

針金で鉛を吊るなどして、バーナーで鉛を溶かします。

 

充分に溶解、液化した高温の鉛を、注入口から注入。注入口からあふれるまで、素早く注ぎます。

鉛は、ほぼ即座に固まりますが、数分放置しましょう。

 

まだ素手で触れない熱さですが、皮手袋の手でシリコン型をカパッと開くと……

餃子の羽のように、エア抜き部に鉛が競りあがっているのが判ります。

 

鉛ピースが十分に冷えたら、もう誰にでもできる作業です(屈強な者達からそれを取り戻しましょう)

 

取り出した鉛ピースはこんな姿。

 

黄色い丸の部分が立体の角部。もくろみ通り丸くならず、まぁまぁエッジが立っています。

 

不要な注入の形状、エア抜きの形状を、ニッパーでカット、ヤスリ掛けします。

ただし、写真のように荒く仕上げます。

と、言うのも、鉛ピース⇔ケースとのはめ合い強さを、この「注入痕厚さ」で調節出来るからです。

 

マガジンに追加錘をセットして、暫くするとカタカタ遊び始めた→ピースは重量があるだけにそうなりがちなので、きつめのはめ込みを狙います。

 

いくつか作る中に、こういう鋳造?でいうところの「す」が出来たピースがありました。

今回の作業方法では、充分にゆき渡る前に鉛が固形化すると思われ、、同じ箇所にそれが出来がちでした。

複雑な入り組みがある、例えばエンジンの冷却フィンのような形状はまず作れないと思います。

ところが、もうひとつのピースは(上下でいう下の大きなピースかな)、案外入り組みが深いので、そこはひと工夫する事になるのですが、それは次回に割愛ですW

 

とりあえず重量を測ってみると……84グラム!

やや?これは、以前に製作したソーコムの追加錘(おもり)に匹敵する巨大さです。

ふうむ、コンパクトに見えて、厚いマガジン、恐るべし。

 

とりあえず、最初のピースを仕上げた段階で、マガジンに綺麗に収まるか、マガジンケース上下はぴったり閉じられるか確認しておきます、OKです。

 

次回、細かい過程はもうお腹いっぱいなので、残りのピースは同じ手順で製作しましたよ、とはしょって(省略して)話を進めます。

今回はここまで、です。