中に入るとタイ人と思われる女性達が出迎えてくれた。地元で仲間と呑み渡るときに中年女性が出迎えてくれる店には行ったことがあり、なんとなくの想像はあった。だが、中に入るとまた予想と違うタイのスナックに興味と少しの怖さが出てきた。
年上がほとんどだが、店の人の娘で夜だけ手伝っているという24歳の女性が一人。
彼女はひときわ 綺麗だった。
この子に会えるなら悪くないなと思っている自分がいたが、自分自身に歯止めをきかせた。
先輩は歌を歌い、酔いも回っているようにも思えた。
解散をし、自宅へもどる最中 寂しさを感じることにまたかと思い、誰か地元で今から呑めるやつはいないか連絡をしてみたが 誰も返信がない。時間も23時をまわっていた。
またか。
そう言葉に出したいところだが、それすらも面倒になってきた。
自分自身 不思議ではあった。
なんで 僕は人と関わるなかで自分の考えを発することができないのだろうかと。
スナックでもてはやされ 気分がよくなっている自分を思い出す。
のちのち 自分の行動をはたから見て、恥ずかしくなることがよくある。僕は会話に気が乗らないときに年下であることをいいことにその場に緊張している風をだす。呑み屋での交流やスナックでの交流はあまり慣れていないから会話ができない。つまり呑み屋に行くのがあまりない若者 スナックという場になれない若者を演じてしまう。
本当はどの場であっても会話を満足にすることができない僕だというのに、その場であるから自分の意見を発することができないと自分自身に言い訳をする。
またか。
自分自身にあきれている自分にそう突っ込んでしまう。
そろそろ人との関わりを考え直さなければいけないのに、能力としてのコミュニケーションを覚えなければならないのに。
そろそろ自己嫌悪という言葉が嫌になってきたところでもある。