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「パーキンソンの法則」というのは、イギリスの歴史学者・政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則で、知っている方も多いと思います。この法則は、もともとはイギリスの官僚制を観察した結果発見された法則で、

 

役人の数は仕事の量とは無関係に増え続けるとか、

役人はライバルではなく部下が増えることを望むとか、

役人は相互に仕事をつくり合う、

 

というような、人間行動学とも言える法則性です。それをまとめたものが第1法則と第2法則で、どちらも私たちの生活にとても大きな影響を与えています。

 

第1法則は、仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

 

第2法則は、支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。 です。

 

第1法則は「時間」、第2法則は「お金」のことを言っていて、どちらも「放っておいたら人間はあるだけ全部使ってしまう生き物だ」ということが、研究の結果として分かっています。時間もお金も、人生においてとても大切なものなので、これはとても無視できない法則です。時間もお金も限りある資源なのに、人間は放っておいたらあるだけ全部使ってしまう上に、しかもそれは意味もない、ムダ使いだからです。

 

これがまさにパーキンソンの法則の弊害なので、言ってみれば本災害、一次災害になるわけですが、これについては以前にお話ししているので興味があれば参考にしてみてください。

>>パーキンソンの法則 第一法則と解決策

>>パーキンソンの法則 第二法則と解決策

 

今日は、ただでさえ私たちの人生にいい影響を与えないこのパーキンソンの法則の副産物、二次災害についてお話ししたいと思います。

 

幸せを感じにくくなる

今日お話しするのは、パーキンソンの法則でも特に第2法則の、「お金」に関することになります。 第2法則は、支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。です。 支出が膨張するということは、つまり入ってきたお金を多く使うようになります。そして多くの人がそのお金を何に使うのかというと、 生活水準を上げることです。

 

最初に「食費」があがります。これは如実です。臨時収入があった時などは特に顕著ですよね。 「何か美味しいものでも食べに行こう」というセリフが定番です。そこからは人それぞれですが、衣食住に関わるものにお金を多く使うようになるので、結果、生活水準が上がることになります。

 

これが、パーキンソンの法則による二次災害の始まりなんですね。その理由を結論から言うと「幸せを感じにくくなる」ということです。

 

幸せの水準が上がる

一度「食」の水準が上がると、これまで食していたものを「陳腐なもの」「粗悪なもの」という目で見るようになります。これは「衣」や「住」も同じです。ブランド品しか着たくないとか、あの場所は狭いから嫌だとか、そういう風に感じるようになっていくんですね。

 

今までは、それを食べて、その服を着て、その家に住んで、その水準で幸せを感じることができていたのに、一度生活水準が上がると、同じことで幸せを感じることが難しくなるんです。

 

これはつまり、生活水準を上げると、同時に幸せを感じる水準も無意識に上がってしまうということです。生活水準を上げるかどうかは自分の考え方次第、好み次第なので、それ自体に良い悪いはありません。 もし経済的自由とか、経済的に豊かな人生を望んでいるのであれば、それは遠くなっていますよというだけで、「私は今を楽しみたいんだ」ということであれば、何も間違ってはいないんです。

 

なので、生活水準が上がること自体は間違いではありません。ただ注意しなければいけないのは、生活水準を上げると、自分でも気付かないうちに、幸せの水準も上がってしまっていますよ、ということです。

 

負のスパイラルの扉が開く

幸せの水準が上がると、これまで幸せを感じていたものに対して、同じものを見たり手に入れたりしても、幸せを感じることができなくなっていきます。

 

今までは、少しでも経済状態を良くしようと頑張ってきました。そして本当に経済状態が良くなると、経済面に対する幸せの水準が今よりも必ず上がります。まず食べ物、そして着る服、住む場所、旅行の行き先、行き方、プレゼントの質、そういうものの水準が必ず上がっていきます。

 

繰り返しますが、それ自体は、「お金を使ってできる人生体験の幅が増えていってる」ということなので、別に悪いことではありません。ただ、お金を使って味わえる喜びが増えていくことによって、経済面の幸せを感じる水準が、同時に無意識に上がっていっていますよ、ということです。

 

そうすると、少しお金が足りない時などに、「お金がない」ということに意識が向きます。これが、負のスパイラルの入り口なんですね。

 

以前より明らかにいい暮らしができているのに、明らかに幸せな現実が目の前にあるのに、です。そしてたかだか数年前までは「もう少しいい暮らしがしたい」と悩んでいたのに、です。

 

これは実際は経済面だけではないんですが、こうやって幸せの水準が上がるほど、人は物事に対して「不満足」の解釈をするようになっていきます。

 

「もっとこうであってほしい」というような期待も同時に上がっていくんですね。

「なんでこんなに無いんだろう」

「上手くいかないんだろう」

 「してくれないんだろう」

という、不足の方に焦点を当てて、マイナスの感情を自ら選択していくんです。無意識に、負のスパイラルの扉を自分で開けてしまうんですね。

 

幸せの基準を変えない

パーキンソンの法則は、無意識に働く力なので、基本的に人の生活水準は無意識に上がっていきます。そこで問題なのが「幸せの水準も無意識に上がっていく」ことです。なので、意識的に幸せの基準をつくる必要があります。

 

一応、言葉の意味を簡単に言うと、

水準というのは、できていくものです。

基準というのは、つくるものです。

 

勝手に幸せの水準ができていってしまわないように、自分で幸せの基準をつくる必要があります。経済面で言えば、自分のこれまでの人生で最もお金がなかった頃を基準にします。そこを「0」としていつも考えるようにします。

 

例えば、外食の回数が減ったとしても「外食できるだけ幸せだよ」と基準に戻るようにします。 また、海外旅行に行けなくて国内旅行になったとしても、「旅行に行けないくらいお金がなかった頃もあったからな、それに比べたら幸せだよな」と、基準に戻るようにします。

 

自分の人生のどん底を基準にしておけば、それより少しでもいい暮らしができているだけで、ちゃんと「今ある幸せに」気付けます。簡単に言うと、幸せを感じられるハードルや条件を下げていくということです。

 

これは、調子のいい時ほど、意識的に自ら下げていく必要があります。 そうやって周りに存在している幸せをちゃんと見つけていかないと、欲望が増えすぎて、「ごうまん」になったり、謙虚さが無くなったりして、今度は下り坂、負のスパイラルに自ら入って行ってしまいます。

 

お金の使い方が荒くなっていないか、

目の前の感謝できる人に対して謙虚さを忘れていないか、

本当はいてくれているだけでありがたいということを忘れてしまっていないか、

 

そういうことを意識的にチェックしてください。これは、よほどの人生の達人でもない限り無意識にはできません。なので、自分が好調な時ほど、意識的に基準に戻るようにして下さい。そうすることで、パーキンソンの法則による二次災害を防いで、あなたの幸せや好調の波を長く続けていくことができるようになります。

 

 

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