あのあと、家の近くまで送ってもらって慧君とは別れた。


いつもとは違うドキドキ感。


嬉しいのに素直に喜べない



それは、友里に対しての罪悪感でもあるけど


慧君の気持ちが分からないからでもある。




その日はいろんな気持ちがぐるぐるしていて


眠れなかった。





~次の日~


「みな~!!おはようっ!」


「朝から元気だね、友里は」


「でしょっ!」


「褒めてはないけどね(笑)」


「んーあれ?みな元気ない?」


「あー・・・昨日あんまり寝れなかったから」


「そっかぁ、大丈夫?」


「うんっ」




そんなにいつもの私と違うのか。


普段は顔に出ないのに


慧君のことになるとなんでも顔に出てしまう。


前に学校で慧君からメールが来た時もそうだった。




「みな、」


「ん?どうしたの?」


「あのさ・・・私たちの中なんだからさ隠し事はなしだよ」


「えっ?いきなりどうしたのさ」


「みな最近変だし。なんかあるのかな~って」



いつもはふわふわしてるのに

こういうところだけ鋭い。




「大丈夫だよ」


「・・・・そっか。」



ぽつりと発せわれた言葉。


そのときの私は自分の事で精一杯で




友里の事全然分かってなかった。







もちろん


自分の事も分かってなかった。





            【続く】





RADWIMPS とかゴールデンボンバーに最近ハマったのか


女々しくてとか元カレ殺スとかおしゃかしゃまとか




聞きまくってるw




まぁ詳しくはないですwww




でも、私がいつも女々しくて聞いてるせいか




お兄ちゃんまで女々しくて聞くようになって最近は踊り出したw




今もおしゃかしゃまリピート中。

もう、時間的にも遅くてあたりは暗い。




砂浜に二人で座りながら沈黙が流れる。



「なんかごめんな?いきなり抱きしめたりして」


「ううん。大丈夫だよ」


ホントは謝られたくない。


イケナイことをしているみたいで。


まぁ実際してるんだけど・・・。





「美波」


「ん?」



いきなりでビックリした。


慧君の顔が目の前にあって


キスされてるって

気づくのに時間がかかった。



友里の顔が頭に浮かんだけど


抵抗なんかしないで




そっと目を閉じた。




何分そうしてたんだろう?


いや何秒?


私にとってはすごく長く感じた。



「このままどっか二人で行っちゃおっか」


そうできたらいいのに。


いつもなら笑い飛ばせるのに


さっきのキスの甘い雰囲気が残っていて


なぜか笑えない。


「だね。」


なんて、言う私は結構本気だったりする。



でも、やっぱり心のどこかで友里の事を考えてて


慧君と友里どっちも大事なんていう私は


欲張りなんだと思う。








『二兎を追う者は一兎をも得ず』


友情も恋も。


なんて欲張りな事やっぱり無理だったんだ。




           【続く】