息子の話は2021年以来になります

そして話は母の在宅介護が始まった頃に遡ります 


ある朝5時頃 私の電話が鳴りました 

こんな朝早く誰? 

早朝や深夜の電話は 何事かと身構えてしまいます


電話は息子からでしたが  

泣いています

「・・どうした?何かあった?」 


 「死にたい」 


一気に目が覚めた私は 

「今どこにいるの?」と聞くと 

 

「アパートにいる 死のうかと思ったが子供たちの顔が浮かんできて死ねなかった」


「とりあえずこっちへ帰って来なよ ◯奈(嫁)に連絡した?」   


「した」 


「とにかく今日はこっちへ帰ってきて」 


 「わかった・・」 


 一旦電話を切りましたが
息子の口から初めて聞いたその言葉は衝撃的でした


それから暫くして◯奈からラインがきました

「◯◯さん(息子)頑張りすぎてちょっと頑張りの糸が切れてしまったようです 今日はこちらへ帰って来るので私も休んで話をしてみます 様子でお義母さんたちの所へ行くかもしれません」 


電話を切った後 2階で寝ている夫を大声で起こし 事情を話しながらアタフタと落ち着かない中届いた◯奈からのラインを見て ◯奈が落ち着いていてくれて良かったと思うと同時に パニクっていた自分に気づかされました 


そうだ
まず落ち着こう 

 

息子は生きている


そして夕方になって息子たちが家へ来ました