入所して2ヶ月過ぎた頃 老健のケアマネさんから「特養から連絡が来ましたよ」との電話が入りました
そしてその数日後
「直接お話したいので一度お越しいただけますか」と連絡がきて特養へ面談に行きました
社協の特養へ8箇所ぐらい申し込んでいましたが その中で一番に希望していた特養でした
特養のケアマネさんと看護師さんが第一声
「今まで介護頑張ってこられましたね ご自身のお体は大丈夫ですか」と温かい言葉をかけて下さり
「お母様の状態も見に行かせていただきました こちらで1人空きが出まして入所できますがどうされますか」と話が続きました
まさかこんなに早く特養に入れるなんて
願ってもないありがたいお話です😌
もちろん「是非お願いします」でしたが 特養へ入所するにあたり沢山の書類に目を通し記入しなければなりません
もちろん一旦持ち帰り家族と検討してからになります
特に
[延命治療を希望しますか? ]
このことについてはもちろん本人の意思確認が第一ですが 最期の時期に医学的介入(人工呼吸·人工栄養等)することでそれがかえって本人に苦しい思いをさせている場合もあり 無理な延命治療はしないで苦痛をできる限り緩和し 尊厳を保ちながら自然なかたちで最期を迎えられるように支援します
と言うことでした
一瞬「うちへ帰っていつかの味噌汁飲みたい」と言っていたのを思い出して
母はここが <終の棲家> になるのか・・と言う思いが過ぎり言葉に詰まってしまいました
「・・・・・」
これまでの経緯等は情報として提出されてるので それらを把握されてる看護師さんがその一瞬の思いに気づかれたんだと思います
(後にそうだったとお聞きしました)
「実は私もいつかさんと境遇が似ているんです 1人娘で胃ろうの両親の最期を特養で看取りました こんな風に文章でハッキリ書いてあると皆さん戸惑われますが・・とても大切なことなんです ご自身でも元気なうちに子供さんたちに自分の最期についての意思を伝えておいて下さいね」
そして
「娘さんが自宅で看れないとご自身を責めないで下さいね
お母さんのことを毎日想う娘さんの気持ちも介護なんです」と仰ったんです
その言葉に涙がこみ上げ止まりませんでした💧
思い返せば在宅介護の時は散々夫に八つ当たりしました
「家で介護してるより仕事に行ってる方が楽だよ」
仕事から帰宅後も休日も「そこまでやってくれるの?」と言うぐらい協力してくれたのに
申し訳ないと思いながらも 私は自分のイライラをぶつけていたんです
在宅介護の時のケアマネさんが
「施設や特養を希望することは 御本人含め家族全員が笑顔で優しくなるためなんです」とよく仰っていました
その意味の深さが今になってわかります
こうして様々な方たちに支え助けていただきながら入所が決まりました