備忘録

備忘録

主に神社仏閣のこと。
たまに犬や美味しいとこの日々の記録。

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最近訪れた数少ない神社、大山祇神社。コロナ禍がひどくなる前にも一度。
 
 しまなみ海道を通って約一時間。

【大山祇神社】
全国にある山祇神社・三島神社の総本社で伊予国一宮。
御祭神/大山積神
愛媛県今治市大三島町宮浦3327

2日とも雨でした。

 
「総門」
鎧を着た武士が守っております。
雨のためか人もまばら。
 
「雨乞の楠」
 
「大楠」
推定樹齢2600年の大楠。
「神門」
 
「拝殿」
拝殿とつながっている回廊が素敵です。

ここから奥の院へ。
一旦神社をでて、本殿の裏側あたりまでぐるっとまわって、少し逆方向に行けば到着です。そんなに時間はかからないです。(拝殿の左右にある門から行けます)

今回は右側の門から。
奥の院へは門を出て左へ。
右側にある建物は宝物館。日本一の武具館で鎧等がたくさん展示されており、源義経・弁慶や源頼朝が奉納した鎧や薙刀なども。

神社に沿ってしばらく歩くと
左へ
そして右へ
民家やみかん畑の間を通り
到着!
思ったより近かった。

「生樹の御門(いききのごもん)」
知る人ぞ知る生樹の御門。
知らない人も多く、訪れる人は少ないのです。なんてもったいない。
根元に空洞があって大山祇神社の奥の院の参道としてくぐれるのです。
この門をくぐると不老長寿の御利益があると伝えてられてきたとか。
 癒されます。
くぐって振り返るとこんな感じ。
少し歩くと奥の院(元神宮寺・阿弥陀堂)。神仏習合の名残?で阿弥陀さまが祀られております。
再び生樹の御門を通り神社へ。
樹齢3000年。ものすごいパワーを感じます。
元気がでるなぁ。
雨じゃない日にまた来たい!
大山祇神社の狛犬と獅子。なんともかわいい。


ここ最近、コロナ禍の影響もあり神社仏閣にあまり行けずでした。

好きな神社のひとつで神社の前を通るたびに癒されてたのですが、最近特に癒されます。

【倉稲三島神社】
御祭神/雷神、高龗神、宇迦魂神
住所/愛媛県今治市郷字宗常寺591


信号で止まると神社の前。狛犬さまとよく目があっていたのですが、最近特に存在感を感じます。
マスクをしてて、かわいすぎて目が離せません。
癒されます。
ある時、大雨の後マスクがあごまで垂れ下がっていたことも。まるでマスクが暑くて外したみたいでかわいかったです。


いつも気になり無駄に神社の前を通ることも。
めっちゃ癒されます。



2020年になってからすでに2か月経ち、もう3月。

3月1日から14日まで1269回目の不退の行法「東大寺・二月堂修二会(お水取り)」が行われます。十一面観音さまに我々が日常おかした様々な過ちを懺悔し、病気を取り除き、鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣、万民快楽など人々の幸福を願う国家万民のための行法。日本が良き方向に流れていきますように。

ところで、今年の年越しは前神寺に行っておりました。氏神さんは元旦の朝に。

【前神寺】
*年越し行事
  11:45〜 除夜の鐘開始
  13:00〜 明王堂にて護摩
  14:00〜 ご開帳 (14:30終了)

11:30頃来るとよいかも。一番の方は11:20頃。

一人ずつ鐘をついて
御守りとお年玉付き年賀状をいただきました。


つぎは、明王堂へ。
護摩まであと1時間。明王堂をヒーターで暖かくしてくれていたので、始まるまで堂内で待機。

護摩の後は蔵王堂にてご開帳。

本堂のライトアップがキレイでした。

前神寺のあとは石鎚神社へ。
0時すぎはめっちゃ人が多そうでしたが、3時頃だったので、人もまばら。


年越しは石鎚神社は賑そうで良さそうですが、私はやはり前神寺。地味で静かですが、じ〜んと感動します。特に除夜の鐘は日本の年越しぽくて。

霊山寺から阿波神社へ。

阿波神社は予定に入ってなかったのですが、慣れない徳島の道を要領悪く何度も何度も同じところを行ったり来たりしているうちに、鳥居の奥の参道がちらちら何度も視野に入ってくる。気になるので寄ってみることに。


【阿波神社】
徳島市大麻町池谷字大石87
御祭神/土御門天皇

*阿波神社は土御門天皇の遺徳を偲び建立された社。土御門天皇は後鳥羽天皇の第一皇子で1221年承久の乱後、何もしていないにも関わらず自ら希望して土佐国へ流刑。北条氏より度々帰京を促されたが応じず。二年後せめて少しでもと京に近い阿波国へ。1231年崩御。

大鳥居の向かって左側には御火葬塚。
吸い込まれるように参道へ。気持ちよさそうです。
写真ではわかりにくいのですが、めっちゃ気持ちが良いのです。癒されます。

素敵です。雲ひとつない青空に赤い屋根の門。
「拝殿」
後ろの樹々と拝殿がひとつになって癒されます。

回廊にあるイスに座ってぼ〜っと。
阿波神社は空位の神社説があるとか。神さまがおられず空っぽとか。何にもないとか。

私には見えないのでわかりませんが、阿波神社は神社全体の空気感が素敵なんです。参道や赤い門を入った瞬間癒されるのです。

御祭神が土御門天皇でないにしても何かしらの神様はいるのではと。もしくは場所自体がパワースポットなのではと。癒されたし呼ばれたような気がしたしなぁ。

余談ですが、神社によって常に本殿におられる神様とおられない神様がいると聞きます。普段は本殿におられず、行事や御祈祷には必ずおられ、たまに本殿に戻ってくるとか。
神様がおられない場合でも眷属とかお使いのものが願い事を神様にちゃんと伝えてくれているそうです。
帰路へ。

大麻比古神社から霊山寺へ。
大麻比古神社からはめっちゃ近いのです。

四国霊場第一番札所
【霊山寺(りょうぜんじ)】
徳島市大麻町坂東塚鼻126
ご本尊/釈迦如来
開基/行基

*霊山寺が一番と定められたのは、弘法大師が密教の阿字五転の法則に従って四国の東北の角・鳴門市を発心点(出発点)としたためとか。

「仁王門」
仁王門を入ってすぐに縁結び観音さまがおられるようです。気づかんかった。

「多宝塔」
五智如来を安置。

「大師堂」

「本堂」
天井にはたくさんの灯籠。この灯籠を見たかったんです。癒されます。
拝殿の奥に奥殿が増築された構造で、拝殿の天井には龍の絵が描かれ、奥殿と拝殿と繋ぎ部分の天井には星座が光っているとか。仏舎利も置かれていたようです。
知らんかった。あとで知って、もっと下調べをしとけばよかったなぁと後悔。次回こそ。

*仏舎利とはお釈迦さまの遺骨。米粒くらいの大きさで、(不思議なことに)増えたり?することもあるとか。
「明王殿」
不動明王さまがおられます。

「十三仏堂」
亡くなった人を浄土に導く仏様。
(初七日から三十三回忌までの各追善供養を司る仏様)。
明王殿の不動明王さまから虚空蔵菩薩さままで。

なんだか気になるお地蔵さま。
一番札所だけあってお遍路に必要なものが全て揃うように売店があります。

霊山寺から二番札所・極楽寺までめっちゃ近いのですが、境内を廻るには広くて時間もなく阿波神社に行きたかったので今回はなし。

阿波神社へ。

王子神社から大麻比古神社へ。

阿波一宮
徳島県徳島市大麻町坂東字広塚13
御祭神/大麻比古大神、猿田彦大神
御利益/方除け、交通安全、厄除け


「大鳥居」
ここから秡川橋までの参道はめっちゃ長いのです。
およそ1キロに渡って楠並木の参道、左右には百基あまりの石灯籠。途中、梅園があり、森林浴で気持ち良さそうです。
今回は車で通り抜けたので、次回は歩いてみよ。

鳥居から見える赤い橋は
「秡川橋」
明治以前は橋はなく神社正面の浅瀬で草履をぬぎ、川に入って口や手・足を清めてから参拝したとか。
かわいい。
狛犬・獅子には珍しく後ろ足が立ってます。

「御神木」
樹齢約千年程の楠。癒されます。

「拝殿」
この狛犬もめっちゃかわいい。
拝殿を右側に行くと 
癒されポイントがたくさん。

本殿の裏側には
「豊受社」
この辺が特に気持ち良い。

「めがね橋」
第一次世界大戦で俘虜として坂東兵俘虜収容所に収監されたドイツ兵が地元への感謝の気持ちを込めて築造した橋。
「ドイツ橋」
この橋も同じです。
大麻比古神社の背後には霊峰大麻山があり奥宮「弥山神社」まで行くことができるようです。歩いて約90分程。

*大麻比古神社は参道、御神木、狛犬、本殿周辺のたくさんの緑にものすごく癒されます。野生の猿もよく出没するとか(今回会えませんでしたが)。なんだかいいなぁ。


神社の近くに第一次世界大戦で捕虜となったドイツ兵が収監された「坂東俘虜収容所跡」と捕虜となったドイツ人と地元の人々との交流を記念して建てられた「鳴門市ドイツ館」があります。

【坂東俘虜収容所跡】
収容所のドイツ兵による日本(アジア)で初めてベートーヴェンの交響曲「第九」が演奏されたとか。
坂東俘虜収容所は
第一次世界大戦で日本軍の俘虜となったドイツ兵を1000名預かった収容所。収容所長の松江豊寿大佐は俘虜に対して公正で人道かつ寛容で友好的な対応を行ったとして知られています。

坂東俘虜収容所のことを知って以来、ずっと来たかったので大感動です。やっと来れました。

後日、松平健主演の映画「バルトの楽園」を観てまたまた感動。


坂東俘虜収容所で過ごしたドイツ兵達の活動の様子や地元の人々との交流を展示した史料館。

次はすぐ近くの霊山寺へ。


金長神社のあとは王子神社へ。

徳島市八万町 文化の森総合公園内
御祭神/天津日子根命、お松大明神、お玉大明神
御利益/開運合格、商売繁盛、学業成就

*昔は應神さん、今は「阿波の猫騒動」のお松と愛猫お玉の霊をお祀りされていることもあり猫神さんとして親しまれております。

神社は県立図書館の横にあります⤵︎
石段をあがると
「拝殿」
こちらには天津日子根命さまがおられます。


「おうらまいり」
拝殿の左側に祀られた3つの祠。
右側より
お松大明神さま、お玉大明神さま、お猫さん供養殿。

そして左端に「さすり猫さん」。
めっちゃかわいい黒猫神さま。
《心願成就祈願の方法①》
合格祈願なら頭、安産祈願ならお腹、開運なら手をさすりながら祈願。
《心願成就祈願の方法②》
黒猫さまが持っている「願かけ鈴」を回しながら祈願。御守りを授与されたなら御守りを持って祈願すると良いとか。と、宮司さんに教えてもらった。感謝。

本殿の裏側の拝所「おうら拝所」


境内にはかわいい黒猫。
日向ぼっこして気持ちよさそうです。
まるでさすり猫神さまに似た猫神さまのようです。
寝てますが、社務所にも白い猫神さま。
社務所や拝殿などにたくさんの猫たちがおりました。

つぎは、大麻比古神社へ。


お松大権現から約35分で金長神社へ。
のはずが、近くまで来てるのになかなか目的地に着けず。30分以上ウロウロ。諦めかけたころやっと見つけることができました。
金長神社の御祭神がお狸さまなので、少しからかわれたのでしょうか。
徳島県小松島市中田町脇谷
御祭神/金長大明神
金長神社は1956年に映画「阿波狸合戦」の成功の御礼として大映社長永田雅一が寄付建立されたもの。

阿波狸合戦(金長狸合戦)は江戸時代末期に阿波国で起きたタヌキ達の大戦争の伝説。伝説ながらも実際におきた合戦だったのではという話もあるとか。
ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」のモデルでもあります。

中には狸がいっぱいです。

ずっとずっと来たかった金長神社。ものすごくうれしかったです。感無量。
金長神社でふと気になったのが、ふるさとカーニバル「阿波の狸まつり」と書かれたのぼり。なんだろ〜?周りで行われている気配なし。

あとで調べてみると、毎年11月上旬に藍場浜公園というところで行われるお祭りで、今年(2019年)で42回目。3日間行われ毎年述べ30万人も来るんだとか。特設ステージがあってカラオケ、阿波踊りなどの伝統芸能をはじめとする各種演芸が行われ、飲食ブースや工芸教室、物産店があったりで楽しそう〜です。中でも伝説の狸たちの祠を巡るオリエンテーションはめっちゃおもしろそうです。

ところで、金長神社の金長大明神は「四国狸大番付」の東の横綱でした。

次は王子神社へ。








10月は三連休を利用して徳島へも行っておりました。

「お松大権現」→「金長神社」→「王子神社」→「大麻比古神社」→「霊山寺」→「阿波神社」

今治から徳島まで高速を使って約2時間半前後。お松大権現までは約3時間ちょっと。

徳島県阿南市加茂町不ケ63
*通称「猫神様」として親しまれ、勝負事・願い事の神様。境内には1万体もの招き猫が奉納されているそうです。

ジャンボ猫がお出迎え。


「拝殿」
招き猫だらけです。奥には猫神様?がおられます。
「本殿」
本殿の横に「さすり猫」
さすることによって病魔退散、学力向上、必勝のご利益があるとか。

「資料館」
お松大権現は有馬、鍋島と共に日本三大怪猫伝の一つとして名高く、その伝承を切り絵10点で説明。
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《お松大権現御由緒》
江戸時代、奉行の不当な裁きを不服として直訴処刑された「お松」という女性の愛猫が妖怪変化となり奉行の家を代々祟り続け仇をとったとか。
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鳥居をくぐると木々のおかげかとっても気持ちが良いのです。
少し歩くと
「猫不動」
徐魔、厄除、厄災、神域の守護神。
「猫の大仏様」
「猫の七福神」
いろんな猫がいたるところに。なかなかおもしろい。

屋根にも猫「魔除け猫」
拝殿の扉にも猫。
「狛猫」
こんな子や
こ〜んな子も。
化け猫伝説のあるお松大権現神社ですが、中はとっても明るく楽しくなる神社でした。

いろんな招き猫を授与することもできますし。

次は「金長神社」へ。
今治菊間から一時間かけて西条丹原町の綾延神社に到着。

【綾延神社】
愛媛県西条市丹原町田野上方1548
御祭神/綾延姫命、応神天皇、神功皇后、三柱姫大神


《特殊神事・殿中奴》
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10月の第3日曜日とその前日に行われる綾延神社の秋祭りで市の無形民俗文化財に指定されている『松下流殿中奴』。
参勤交代の様子を再現したもので、奴道中が挟箱を先頭に薙刀、大鳥毛・小鳥毛・熊毛槍がお旅所まで神輿を先導します。
奴と神輿が進路(進行)をめぐって小競り合いを繰り返す喧嘩奴で知られています。

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13時《獅子舞》から始まります。
「なぶりこ」と呼ばれる獅子を操る子どもの先導で獅子が入場。
神門から拝殿へ
続いて
《奴》

大神様にご挨拶?のあとお旅所へ向かいます。
獅子舞と奴がお旅所へ。




奴のあとに綾延姫様が乗られた《神輿》
神職の方々
神輿は奴と山車の間を行ったり来たり。しんどそ〜。

《山車》
神門からまっすぐ行ったところにお旅所があるようです。
時間がかかりそうだったのでお旅所までは行かずに帰宅。
しかし、帰って失敗。お旅所で何か行われたようだ。
お旅所まで行けばよかったぁ〜。奴と神輿の小競り合いがあったようだ。見たかったぁぁぁ。来年こそ。

今回、秋祭りを2件はしごしたのですが、本当は3件の予定。時間の関係で行けず。
西条丹原町の山中にある磐根神社の「毛槍投げ奴(赤坂流道中投奴行列)」。綾延神社と同じ参勤交代の再現で綾延神社とはまた違っておもしろそうです。
来年こそ。