骨董品店主の木村は、遺品整理で仕入れた箱から水晶を見つけた。太陽にかざすと、内部に森と祠の映像が浮かぶ。
水晶を握った瞬間、木村の意識は別の場所に飛んだ。森の奥の祠で、七人の男が何かの儀式を行っている。
「八番目…ついに揃った…」
水晶から血のような液体が滴る。木村の胸に、水晶と同じ形の印が刻まれた。
店の中の骨董品が勝手に動き出す。全て森の方向を向いている。鏡に映る自分の顔が、見知らぬ男の顔に変わっていく。
「明日の夜…満月の下で…全てが始まる…」
翌朝、店には地図と「八番目の宝物庫の番人」という血文字が書かれた紙が置かれていた。
運命の輪は完成に近づいている。