郵便局員の小林は、宛先不明で戻ってきた手紙を調べていた。八通全て同じ日付で、同じ印が押されている。
手紙を開くと、中には森の地図と血文字で書かれたメッセージがあった。
「九番目よ…最後の使者よ…彼らを導け…」
小林の首筋に痛みが走り、血のような印が浮かんだ。手紙から黒い煙が立ち上る。
局内の全ての手紙が宙に舞い上がり、森の方向へ飛んでいく。窓の外に八人の男の影が見える。全員が小林を見つめている。
「時が来た…我らを森へ導け…」
翌朝、小林の机に九枚の地図が置かれていた。それぞれに異なる出発点から森への道筋が描かれ、「九番目の案内人」と血文字で書かれていた。
全ての準備が整った。